今年からMLB(大リーグ)に挑戦している大谷翔平選手は、前半の2ヶ月(4月・5月)は二刀流で大活躍し、その評価は日増しに上がっていた。
その2ヶ月の成績は、投手で4勝、打ってはホームラン6本、打率も3割近く(0.291)、10勝・ホームラン10本も確実視され、かっての二刀流のベーブルースの再来とも言われた。
しかし、6月初旬に右肘の違和感から故障者リスト入りをして、10勝がほぼ絶望的になり、打撃においても欠点を見抜かれて、4月・5月のような成績を上げられなくなっている。
大谷翔平の前半の良さ
前半の2ヶ月は相手投手が大谷を知らないこともあり、けっこう良い打撃が出来た。
・現在12勝しているヤンキースのセベリーノのインコースのフォーシームをホームラン
・センターオーバーのホームランが3本ぐらいある
・レフト線へのヒットもあり、広角に打てていた
大谷翔平の打撃フォームの欠点
大谷の打撃ホームは構えた位置で体が回転する傾向にあり、踏み込む打撃をまったくしていないので、特に左投手の体から遠ざかっていくボールが打ちにくい。
・これは故障者リストから復帰した7月4日以降に顕著となり、左投手の外角寄りの
ボールに対し、お尻を後方に引く最悪のフォームでまったく打てなくなった。
・右投手に対しても、真ん中低めや外角寄りのボールに対して、踏み込まず引っ張る
打撃の一辺倒なのでボールにと届かないとか、当たってもバットの先端に当たるのが多い。
打撃フォームの改善点
大きく変える必要はないと思うが、気持ちをちょっと変えるともっと打てるようになると思う。
・引っ張り一辺倒のように思われるが、センター方面に打つようにすれば、
真ん中低めも外角も打てるようになるはず。
・上記の意識を持てば、お尻を後方に引く欠点も無くなると思う
いや~驚いた!
実はこの記事を書いているとき、大谷選手が7回の裏に代打で出場、3対3の同点でノーアウト、
投手は右腕なので比較的打ちやすい場面ではある。
見ている限りではどうかなと思ったが、2ストライク2ボールから6球目のインコーナーから
やや真ん中に入る膝元のツーシームをセンターオーバーのホームランにしてしまった。
これで7号ホームラン、5月18日の6号から実に1ヶ月と20日ぶりのホームランである。
今後、故障が無ければ10ホームランは間違いなくいけそうに思う。
やっぱり大谷翔平は、持ってるね!