町内会の脱会・退会とその後に残された役割について!

高齢家族の増加で活動が難しく町内会を脱会することになり、いま残務整理と今後の活動についてまとめています。

ちなみに私はいま班長をやっており、今回の脱会は班の会員になっている全戸が一斉に脱会することになり、班自体が消滅することになります。

以下、脱会の過程や退会後に残された種々の日常活動等について記載していきます。

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町内会脱会の原因と決意

我が班は会員数が17戸、町内会の班では最も多い会員数です。それが昨年4戸の会員が退会したとの申し出があり、町内会は強制加入ではないので退会を認めました。

退会の理由は、旦那を亡くし一人住まいの婦人は働きに出なければならず、町内活動が出来ないとか、そのほか不在が多いとかの理由でした。

そして、その後にさらに高齢で足腰が痛い、辞めたいという人が増えたので、臨時総会を開催し議論した結果、全戸の総意で脱会することに決めました。

町内会に脱会届を提出

昨年10月に脱会届を提出し、特に揉めることもなく受理されました。

町内会の入会は任意なので脱会を強制的に止めることは出来ませんが、我が班がこの地域の初脱会なので、今後に何らかの波紋を投げかけるかもしれません。

脱会後の日常生活における諸問題の解決

町内に設置された保安灯費用の支払いと管理
従来は町内会の本部が電気代や照明器具の修理交換をしていましたが、退会後は受益住民が行わねばならない。

よって、脱会した班全住民で新たな集団と代表者を決めて、支払いや管理を行うことが必要となる。

結論:集団名と代表者を決めて管理することにしました。

サービスの低下はやもう得ない
代表者の労力軽減のため地域の活動(回覧物)や市報などの配布を辞める。

市報は市内のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、JR各駅に配置されているので手に入れるのは、さほど難しくないと思う。

半強制的な寄付は辞めて各自の任意にまかせる
これまで強制的ではなかったが、班で額を決めて4つの団体(日赤、社協、赤い羽根、年末助けあい)への寄付を行っていた。

これはあくまでも任意であるが、例えば募金をしたくないと思っても、自分だけ抜けるのは意外と難しいものであり、本来の趣旨と反する面もある。

そしてこれは、町内会を公的な団体が上手く利用しているとも思えるものであり、寄付という善意の行為は個人的に行うのが本来の姿ではないかと思う。

結論:これらの寄付は集団では集めず、個人別に行うことにした。

再生資源、粗大ゴミの排出について
これまで町内会では市が定めた町内区域の排出場に、全住民による当番者を割り当て、立て看板・排出袋の準備や後始末を行っていた。

これについても町内会脱会に当たり議論したが、結論的には従来どおり使えるよう町内会が配慮してくれた。感謝!

もし、拒否された場合はどうするかで、自前の排出場を作るよう市役所に依頼するか、それとも各個人で処置するかなどの議論があったが、労力がかかるなどで従来どおりを選んだ。

正式に町内会の脱会が決定しました

平成30年度の地区総会にて私たちの班は正式に脱会が決定しましました。

総会では多少の嫌味の言葉もありましたけどね。

また、町内会の繰越金について思いやりのある方が分配した方が良いと言ってくれましたが、案の定退会する者に分配する必要もないとの「意地の悪いばあさん」もいて、結局分配はされませんでした。

本来はみんなが収めた会費の余剰金であって、一部の人たちの物ではないんですがね。

まとめ

町内会は当初は小さな集団であっても、住民が増えるに伴い会員数が増え組織は拡大する。

そして、その組織を一まとめにすると、最初は一人の代表者で良かったものが、全体をまとめる会長職など役員が増え、公的機関などに上手く利用されると、仕事も会費も増えていくのが現状です。

本来は市や公的機関の業務であるはずの例えば地域の防犯灯の管理(電気代、器具の修理交換)、市報配布、募金活動などを町内会が受け持つのは、何かおかしいように思うのは私だけでしょうか?

今回の町内会脱退で私たちの集団は、大幅に労力が軽減し会費も減ります。

高齢者が6割以上になった私たち集団は、これを機会に新たな住民活動の模索を始めます。

【追記】
私達の班(町内会で最大の戸数)は脱会することになりましたが、この情報を知った別の班(2番目に戸数の多い班)も脱会することが決まったようです。

これによって来年度から2つの班が脱会することになり、合わせて30戸以上が一気に町内会から抜けることになりました。

さらに増えるかもしれないですね。

町内会は入会のメリットよりデメリットの方が大きいからだと思います。

【関連記事】
町内活動には以下のような市の下請けのような業務もあり負担にもなっています。

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