白内障と緑内障の同時手術を体験!人生初めての手術と経過観察

日帰りで白内障と緑内障の同時手術を受けましたが、手術の概要経過などを記載します。

私の人生で初めての手術体験、眼圧低下と緑内障の進行が止まればとの思いでいっぱいです

手術の概要、経過観察、手術費用などが記載してあります。

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白内障と緑内障の同時手術を受けるようになった経緯

緑内障は7年前に右目のみ発症、以後眼圧を下げる目薬を徐々に増やし、直近は5種類「デタントール、ルミガン、グラナテック、アイファガン、コソプト(混合目薬)」を点眼していたが視野は徐々に悪化、症状は中期と末期の間ぐらいまで視野が欠けました。

白内障は2~3年前から徐々に悪化し、緑内障の視野欠損で白内障と緑内障の同時手術を行うことになりました。

白内障&緑内障の同時手術の内容

白内障と緑内障の同時手術と言っても手術時間は30分弱、短時間で終了したので楽でした。

手術前の投薬など(手術日の3日前から)

私は土曜日の午後に手術を受けることになったので、事前準備の投薬は3日前(水曜日)から金曜日までの3日間行いました。

薬剤は目の消毒用「ベガモックス」を朝・昼・夕方・就寝前の4回/日の点眼でした。

白内障と緑内障の同時手術の概要

手術当日も「ベガモックス」を朝・昼に点眼して、加えて「ミドリP」を11:00、11:30、12:00に3回点眼しました。

この日から従来から使用していた眼圧を下げる点眼薬5種類は中止となりました。

【手術の概要】

・手術室のある部屋の前に案内され、カーテンで仕切られた術前準備室で手術用の帽子・
 カラー白衣に着替え、目の麻酔をして抗生物質を点滴する(約15分)

・既に手術中の人が居て、終了後に点滴をしながら手術室の案内される。

・手術椅子に座ると目の消毒、瞼が動かないように「開瞼器」を使用、
 実はこれがとても痛かったです。

 私は緑内障目薬の副作用で目が凹んでいるので、それが影響したのかも。
 ちなみに白内障だけの手術をした家内は、痛みは殆ど無かったと言っています。

・まず白内障の手術(水晶体再建術)を行い、引き続き緑内障の手術(流出路再建術)が
 行われました。(手術時間は約15分)
 そして眼帯をして手術室での作業は終わりました。

・術後に術前準備室に戻り、点滴を続け終了後、しばらく経過観察をして手術は完了です。

なお、手術後の当日は眼帯をしているので目薬は無し、痛み止めとして「ロキソニン、ダイアモックス」を処方されたが、痛みは出なかったので使用しませんでした。

手術後の経過診察(手術日の翌日&翌々日)

手術日の翌日の診察

日曜日の朝から術後の経過診察が有り、眼帯を外し目を機械で観察診断をしました。

術後の経過は順調との医師の診断があり、目の出血、ぼやけて見えないが数日で回復するとの説明がありました。

【目の状態と症状】

手術の翌日の朝、眼帯を外し自撮りをした写真が以下の通りです。
白内障と緑内障の同時手術を体験

・右眼の中央部側の白目が出血で真っ赤になっています
  ※何だか怖いですね、家族も怖いと言っていました(笑い)
・右眼の瞼が半分ぐらいしか開きません
・右目はぼんやりしか見えません

【術後の処方薬】
・目薬を4種類処方:3種類は4回/日、1種類は2回/日
  ・・・約1ヶ月点眼

・内服薬を2種類処方:3回/日・・・3日間服用

上記などがどのように経過していくか記載していきます。

手術日の翌々日の診察

手術の翌々日(月曜日の朝)は、眼圧、視力などの検査をして診察を受けました。

眼圧はゴールドマン眼圧計(直接触れて硬さを調べる方法)で「20~21」 で手術前と殆ど同じでしたから術後2日目では、まだ効果は出ていないことになります。

視力は裸眼で「0.3」思ったより良かった。

医師の診察では特別なコメントなし、まあ前回と同様に順調との判断でしょう。

そして、眼圧を下げる目薬を2種類追加することになりました。

【目の状態と症状】
術後2日目の状態と症状は、全体としてやや改善の兆しがありました。

・右眼の中央部側の白目の出血は、少し薄くなりました
・右眼の瞼は2/3ぐらいの開きになりました
・右目のぼんやり感も70%ぐらい改善しました

もう車の運転も明日には出来そうな感じです。

白内障と緑内障の同時手術費用

この手術にかかった総費用(医療機関受け取り額)は、概ね28.5万円です。

・手術の事前打合わせと薬の処方等  14,000円 
・手術費用            262,500円
・手術後の経過診察(2日間)     7,000円
・保護メガネ、他(保険適用外)    2,850円

なお、手術の1週間後及び以降の診察費用は含んでいません。

なお、上記に対する私の支払いは、後期高齢保険適用(支払い1割)と高額療養費制度適用で次の通りです。

今回の支払いの高額療養費は、外来適用の限度額になります。

 ・保険適用支払い:18,000円(外来限度額)・・・収入ランクにより支払額が変わる
 ・院外処方薬費用:750円
 ・保険適用外費用(保護メガネ、他):2,850円

   以上合計=21,600円

なお、高額療養費限度額は1ヶ月毎の適用になります。

手術後の経過診察(手術日の1週間後~)

1週間後の自撮り画像がこれです↓

・右眼の中央部側の白目の血はだいぶ少なくなりました
・右眼の瞼は90%ぐらいの開きになりました
・右目のぼんやり感はまだ少し残っています
・期待の眼圧は術後の10日目に測るので下がったかは不明です

【術後の10日目の検査結果】
手術後10日目の眼圧検査でこれまでの最低眼圧「18」が出ました。

これは手術のおかげと考えられまずは良かったと喜んでいます。

ただ、この数値では緑内障の進行を止められないと思うので、更なる低下を期待しています。

眼圧を下げる目薬は手術前が5種類、現時点は3種類と少なくなっています。

【術後の2週間目の状況】
2週間後の自撮り画像がこれです↓

・右眼の中央部側の白目の充血は殆どなくなりました
・右眼の瞼の開きは元に戻りました
・右目のぼんやり感はまだ少し残っています
・期待の眼圧は術後の24日目に測るので更なる下がるよう期待しています

【術後の24日目の検査結果】
手術後24日目の眼圧検査では、前回の「18」から更に下がって眼圧「16」が出ました。

今後どこまで下がるか分かりませんが、出来れば「15」を切って緑内障の進行が止まればと思っています。

次回の検査は1ヶ月後(術後1ヶ月と24日目)になるので、今回の手術の効果がほぼ明確になると思います。

【術後の55日目(ほぼ2ヶ月)の検査結果】
手術後55日目の眼圧検査では、前回の「16」から更に下がって眼圧「13」になりました。

医師の話ではほぼ目標通りに下がったので視野の悪化防止になるとのことでした。

手術前の眼圧は「20~21」、これが「13」まで下がったのですから手術は成功と思います。

次回の検査は2ヶ月後(術後のほぼ4ヶ月後)になります。

まとめ

緑内障の視野欠損の悪化を止めるためには眼圧を下げることが重要ですが、5種類の目薬を点眼しても下げられない状態が続いていました。

そこで最後の手段として、房水の流れを良くして眼圧を下げる手術を受けることにしました。

その結果、手術前の眼圧「20~21」が、術後ほぼ2ヶ月後には「13」まで下がり手術は成功といえます。

従来は5種類の眼圧を下げる目薬を使っても下がらなかったのですが、手術後2種類で下がり続けたので大変喜んでいます。

正直な感想は、もっと早くやれば良かったと反省です(汗)

追記:気になったこと

私が手術の事前準備室に入った後に、男女が1人づつ入ってきて準備を始めました。

その人たちと看護師との話の中に「白内障の両目同時手術」の言葉が聞こえ驚きました。

私は手術をすれば必ず眼帯をして目を保護すると思っていたので、両目の同時手術は無いと思っていました。

そこで看護師に問い合わせてみたら両目同時手術の場合は、保護メガネで保護して眼帯は使わないと言うのです。

だったら片目手術の場合に眼帯を使わず保護メガネにしたら良いのにと言ったら、片目の場合は眼帯を使うと私には理解出来ない回答でした。

変だよねと思いながら・・・

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今回、生まれて初めての手術を受けましたが、手術に伴い加入していたオリックス生命保険から保険金を受け取りました。

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