脈が遅い徐脈性不整脈を改善するため、4つの方法を試す【実証実験】

脈拍数が少ない徐脈性不整脈を改善するため4つの方法(地中海式食事法、断食、運動、ナッツ類の摂取)を試しています。

開始したのは徐脈性不整脈の初期、実施3ヶ月で症状も発生しなくなりました。

スポンサーリンク

不整脈の種類と症状

不整脈は放置すると心臓の機能が低下し心不全や脳梗塞など命の危険があります。

不整脈には主に3種類の症状があり、脈拍の状態により頻脈性不整脈、徐脈性不整脈、期外収縮不整脈と名付けられています。

頻脈性不整脈
1分間の脈拍数が100回以上の場合に頻脈性不整脈といい、不整脈の中で最も危険な状態です。

従って、早目に専門医の診察を受け治療の開始が必要です。

徐脈性不整脈
1分間の脈拍が50回以下の症状を徐脈性不整脈といいます。

体中に酸素を供給する能力が落ちているので、この状態が続く場合は治療が必要です。

期外収縮不整脈
脈拍回数は問題ないが、脈のリズムが乱れたり飛んだりする症状を期外収縮不整脈といいます。

これは健康な人でも一時的に起こることがあるようです。

自分の不整脈の症状を確認する

私は数年前から脈が乱れる期外収縮不整脈が有りましたが、深呼吸で直ぐ治るので特に問題視していませんでした。

しかし、直近2ヶ月前から脈拍数が32回~50回の「徐脈性不整脈」が、時々(1日に2~3回)出るようになりました。

これにはびっくりして放置できないと思い、まずは自分で治す努力をしなければと思いました。

不整脈の主な原因及び自分の不整脈の原因を特定する

不整脈の原因をネットの医師サイトより調べてみると主な原因は、冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患などの心臓病と記載されています。

しかし、これでは根本原因は解らないので更に調べると以下のことが分かりました。

冠動脈疾患主な原因:冠動脈の内壁に蓄積したコレステロールなどのアテローム動脈硬化

心臓弁膜症の主な原因:動脈壁をもろくするアテローム動脈硬化

先天性心疾患の原因:原因は不明だそうです

以上より、不整脈の主な原因としてコレステロール高は無視できない問題だと思われます。

自分の不整脈の主な原因はLDLコレステロールが高いことと断定

私は3年前から糖尿病(HbA1c:7.3)で2ヶ月に1回の頻度で、糖尿病の専門医の診察を受け血液検査を行っています。

幸い糖尿病は薬を使わず食事療法のみで糖尿病予備軍(HbA1c:6.3~6.4%)まで改善し、医師からはもう糖尿病ではないと言われています。

しかし、血液検査ではLDLコレステロールが基準値(70~139mg/dl)に対し150~153mg/dlと高い状態が続いており、これが私の不整脈の主な原因だと断定できると思いました。

自分の不整脈を改善する⇒コレステロールを下げる4つの方法

脈が遅い徐脈性不整脈(脈拍:45~51回/分)が出てきて驚きと恐怖を感じた私は、不整脈を改善するため良さそうなことは何でもやってやろうと思いました。

そこで種々の調査の結果、以下の4つの方法を試すことにしました。

コレステロールを下げる地中海式食事法(2022年11月15日~)

地中海式食事法は、生活習慣病が起こりにくいと評判になっており、心臓病の少ない食事といわれていますし血管をしなやかにする効能もあるそうです。

私は慢性のコレステロール高であるので、思い切ってこの食事法を取り入れようと思ったのです。

現実的には完全に真似をすることはできていませんが、葉緑色野菜、オリーブオイル、赤ワインなどの摂取を始めました。

以下に私が試行錯誤して作った献立ですが、まず血糖値を下げることを目的に開始し、その後に地中海式食事法をミックスしたものです。

脈が遅い徐脈性不整脈を改善するため、4つの方法

なお、昼食で食べている黄緑色野菜は、ブロッコリー、ニンジン、パプリカ、トマト、ピーマン、青ネギです。

16時間断食を週1回のペースで実施(2022年12月26日~)

16時間断食は心臓から血液を送る負荷を軽減し、排出機能が高まる効果が期待できるとされています。

これにより少しでも心疾患の改善が出来ればと始めました。

実施しているのは週1回のペースで行い、金曜日または土曜日の夕食からの翌日の朝まで16時間食事をしない方法です。

16時間断食を行う場合、この時間帯が最も実施しやすいと思います。

アーモンド&クルミなどのナッツ類の摂取(2023年1月1日~)

ナッツ類は地中海式食事法に入っている食材ですが、これまで摂取していなかったので遅ればせながら始めました。

なお、1日の摂取量は約20gにしています。

不整脈に効きそうな運動を開始(2022年12月18日~)

ネットで不整脈に効きそうな運動を探し、自分が出来そうなものを取り入れました。

【踵上げ運動】
第二の心臓といわれるふくらはぎを鍛える運動です。

 ・壁に向かい少し両手を添えて1秒に1回ぐらいのペースで踵を上げ下げします。
  30回を1セットとし1日に3セット行います。

 ・壁の横に立ち左手を軽く壁に当て、右足の踵を10回上げ下げします。
  同じように左足も行います。
  左右の足づつ10回を1セットとして1日に3セット行います。

【腕立て伏せ】
ソファーの横に両手を当てて腕立て伏せを1日に30回ぐらい行います。

なお腕立て伏せ30回は、一度ではキツイので2回に分けて行っています。

【階段4階まで上る】
現在、賃貸マンションの3階に住んでおり、時々ですが階段を登っていましたが、徐脈性不整脈をキッカケにちょっと頑張って4階まで登り、1階下の3階に降りるようにしました。

頻度は週5~6回登るようにしました。

不整脈、コレステロールの効果確認(実施3ケ月後)

コレステロール値を下げる、不整脈を改善するため実施した4つの方法は、開始時期が異なっているので、それぞれの効果の度合いは分かりません。

しかし、実施3ヶ月後には、徐脈性不整脈は発生しなくなりました。

徐脈性不整脈の効果確認

  改善前:2~3回/日の症状有
  改善後:完全に消滅しました

期外収縮不整脈の効果確認

  改善前:5~10回/日の症状有
  改善後:1~2回/月程度まで減少

こちらも大幅に改善しました。

LDLコレステロール値の効果確認

  改善前:150~153mg/dl
  改善後:134mg/dl

驚いたことに基準値内に入りました。

まとめ

脈拍が少ない徐脈性不整脈を改善するため4つの方法(地中海式食事法、断食、運動、ナッツ類の摂取)を実践しています。

効果はびっくり、実施3ヶ月で徐脈性不整脈は消滅し、期外収縮不整脈も月当たり1~2回と大幅に改善できました。

なお、運動については個人によってキツイ可能性があるので体調と相談し、無理なく行うことが肝要だと思います。

個人的には、徐脈性不整脈を認めてから効果的な運動と食材を取り入れたのが良かったのだと思います。

ただ、状態によっては手遅れにならないよう医師の診断を受けることを付け加えておきます。

【関連記事】
上記の記事を書いた数ヶ月後に徐脈が再発したので病院で検査を受けたら新たな不整脈の原因が見つかりました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする