大腸がんは腸内ポリープの極小化で予防|ポイントは食事の改善と検査!

中高年に多い大腸がんの予防は、原因の元になる腸内ポリープの発生防止と出来ても小さい内に切除するのがポイントとなります。

手法は腸内の健康を保つための食事の改善と大腸内視鏡検査でポリープの大きさををコントロールし癌化を防ぐこと、筆者が20年以上実践している大腸癌予防法(再発予防も)をご紹介します。

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大腸がんの原因と発症メカニズム

大腸がんは男女とも生涯で約10人に1人が罹り、その死亡率は約30%と非常に高く油断できない病気です。

がん発症のメカニズムは、慢性的な便秘で食べ物カスが腸内に長く滞留(宿便という)すると腐敗してポリープが出来易くなり、ポリープの先端から徐々に癌化して腸壁に届き侵していくと言われています。

食べ物カスが腸内で滞留する時間が最も長く腐敗が進むのは結腸~直腸となり、結腸がん・直腸がんで亡くなる方が多いのも頷けます。

このことから大腸がんにならないためには、まず慢性的な便秘にならないよう努力してポリープの発生を防止し、万一ポリープが出来た場合は、早期に切除するすることが不可欠となります。

大腸がんの予防法

大腸がんはある意味、癌に無防備の人が罹ると言っても過言ではないかもしれません。

それは大腸がんの入口である便秘(1日以上排便がない現象)という誰もが明確に分かる現象があるにもかかわらず、大腸がん発症のメカニズムを知らなかったり、健康診断(大腸内視鏡検査含む)をやらず大腸ポリープの出現が発見できない無防備状況ということです。

よって1日以上の排便がない人は今すぐ便秘解消に努め、毎日適正な排便(毎日バナナ1本~3本程度の排便量)が出来れば、大腸がん予防に大きな効果となるはずです。

便秘の解消・予防

便秘の解消は、バランスのよい食事(炭水化物、タンパク質、野菜、果物)、適度な運動などで解消するのが理想的ですが、その努力をしても解消できない場合は、命に関わることなのでサプリメントの活用を躊躇せずに行いましょう。

便秘を解消するのは大腸がん予防が主眼ですが、腸内を健全に保つことは体全体を健康に保つことに繋がり、恐らく他の癌予防や病気予防、お肌の健康にも繋がると考えられます。

腸内のポリープ検査の励行

大腸がんは、腸内ポリープの先端から徐々に癌化して腸壁に届き侵していくと前記しましたが、便秘でなければポリープも出来にくいのは明白です。

しかし、自分は便秘ではないからポリープは無いと断言できるわけではなく、中高年の方は定期的な健康診断や人間ドックで腸内ポリープの有無の検査を行うべきだと思います。

そして、万一ポリープが発見されたら切除しましょう。

筆者の場合は、ほぼ20年間で3回大腸内視鏡検査を行いポリープの大きは6mm以下で癌化したものは1個も有りませんでした。

まだ癌化していない腸内ポリープ

ポリープの切除は大腸内視鏡検査と同時に行えるので簡単に済みます。

大腸内視鏡検査は、健康診断の結果で薦められるケースと自ら検査を希望して行うケースがあります。

筆者の場合、初回の検査は健康診断の結果で薦められ総合病院で実施、2回目からは検査の出来る小さな病院を見つけて実施しています。

筆者のポリープ切除の事例
1)60歳を過ぎたころの人間ドックで腸内ポリープ3~5mm数個を発見
2)総合病院で腸内の内視鏡検査受けて5mmのポリープ切除、癌化したもの無し
3)前回のポリープ切除から10年後に内視鏡検査を受けて、6mm程度のポリープを
数個切除、癌化したもの無し
4) 前回から8年後に内視鏡検査を実施、ポリープは5mmが3個、4mmが1個あり
切除、いずれも癌化したもの無し

以上のようにほぼ20年間で3回大腸内視鏡検査を行いポリープは出現を確認していますが、日々の便秘対策の効果が出ていてポリープは6mm以下にコントロール出来ています。

5mm未満のポリープが癌化する確率は約1%以下なので、この当たりでコントロール出来れば癌になることは殆ど無く、筆者は上手くやれていると思います。

今後は高齢になったので5年ぐらいの周期で大腸内視鏡の検査を受けてポリープの切除をしていこうと思っています。

但し、日々の排便状況を記録しながら便秘が続くようになったら危険信号と捉えることにしています。

まとめ

1)大腸がんは便秘を解消すれば相当高い確率で防止できる
2)便秘はバランスの良い食事で解消するのが理想的ですが、それでも解消しない時は、
サプリメントや下剤を使用する
3)腸内ポリープが大腸がんの発症元なので、中高年の人は人間ドック、
健康診断などを定期的に行い、ポリープがあれば切除する

筆者は慢性的な便秘体質ですが、現在は食事とサプリメントで良好な腸内環境を維持しており、幸いにも癌の予防が出来ています。

これは何も癌対策だけではなく、健康を維持する基本であり一生取り組むことだと思っています。

筆者は60歳前に同僚2名が大腸がんで亡くなり便秘が原因であったことで、その意識は絶大になり今日まで腸内環境の改善に取り組んでいます。

そのおかげで入院や大病は一度もなく、今日に至っています。

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