大腸がんは、発症原因が明確なので予防しやすい癌ですが、今だに死亡者が多いのは関心の薄さでしょうか?
ちょっと古いですが2022年に大腸がんで亡くなった方は385,797人で内訳は、男性223,291人、女性162,506人なっています。
そして癌の死亡数では、男性は肺がんが1位、2位が大腸がん、女性は大腸がんが1位となっており予防への認識を高める必要が有ります。
大腸がんの原因と発症メカニズム
大腸がんは慢性的な便秘で食べ物カスが腸内に長く滞留(宿便という)すると、その腐敗でポリープが出来て、ポリープの先端から徐々に癌化して腸壁に届き侵していくのが原因だと言われています。
食べ物カスが腸内で滞留する時間が最も長く、腐敗が進んでいるのは結腸~直腸となり、結腸がん・直腸がんで亡くなる方が多いのも頷けます。
このことから大腸がんを予防するのは、まず慢性的な便秘にならないこと、そして万一ポリープが出来た場合は、早期に切除するすることが必須となります。
大腸がんの予防法
大腸がんはある意味、癌に無防備の人が為ると言っても過言ではないかもしれません。
それは大腸がんの入口である便秘(1日以上排便がない現象)という誰もが明確に分かる現象があるにもかかわらず、安易な考えでしっかり対策しない人がまだまだ多いとも言えます。
よって1日以上の排便がない人は今すぐ便秘解消に努め、毎日適正な排便(毎日バナナ2~3本程度の排便量)が出来れば、大腸がん予防に大きな効果となるはずです。
便秘の解消・予防
便秘の解消は、バランスのよい食事(炭水化物、タンパク質、野菜、果物)、適度な運動などで解消するのが理想的ですが、その努力をしても解消できない場合は、命に関わることなのでサプリメントの活用を躊躇せずに行いましょう。
便秘を解消するのは大腸がん予防が主眼ですが、腸内を健全に保つことは体全体を健康に保つことに繋がり、恐らく他の癌予防や病気予防、お肌の健康にも繋がると考えられます。
腸内のポリープ検査の励行
大腸がんは、腸内ポリープの先端から徐々に癌化して腸壁に届き侵していくと前記しましたが、便秘症でなければポリープも出来にくいのは明白です。
しかし、自分は便秘ではないからポリープは無いと断言できるわけではなく、中高年の方は定期的な健康診断や人間ドックで腸内ポリープの有無の検査を行うべきだと思います。
そして、万一ポリープが発見されたら医師と相談して、必要に応じて切除しましょう。
ポリープの切除は内視鏡検査と同時に行えるので簡単に済みます。
私のポリープ切除の事例
1)60歳を過ぎたころの人間ドックで腸内ポリープ3~5mm数個を発見
2)総合病院で腸内の内視鏡検査受けて5mmのポリープ切除
3)上記から5年ぐらい経てもポリープの大きな成長は無い
4)前回のポリープ切除から10年後に内視鏡検査を受けて、6mm程度のポリープを
数個切除
以上から今後も5~7年ぐらいの周期で大腸内視鏡の検査を受けてポリープの切除をしていこうと思っています。
ただ、日々の排便状況を記録しながら便秘が続くようになったら危険信号と捉えることにしています。
まとめ
1)大腸がんは便秘を解消すれば相当高い確率で防止できる
2)便秘はバランスの良い食事で解消するのが理想的ですが、それでも解消しない時は、
サプリメントを使用する
3)腸内ポリープが大腸がんの発症の基なので、中高年の人は人間ドック、
健康診断などを定期的に行い、ポリープがあれば切除する
私は慢性的な便秘体質ですが、現在は食事とサプリメントで良好な腸内環境を維持しており、幸いにも癌の予防が出来ています。
これは何も癌対策だけではなく、健康を維持する基本であり一生取り組むことだと思っています。
私は60歳前に同僚2名が大腸がんで亡くなり便秘が原因であったことで、その意識は絶大になり今日まで腸内環境の改善に取り組んでいます。
そのおかげで入院や大病は一度もなく、今日に至っています。
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