高齢者は足のふらつきが出てくると、小股のちょこちょこ歩きになりがちで歩く姿勢が弱々しく見えます
主な原因は筋力低下やバランス感覚の衰えなど、大股歩きは筋力強化が出来て「足のふらつき」を改善する効果が有るとのこと、1ヶ月実践してみたら驚きの結果がありました。
足のふらつきに悩んでいる方にとって、大股歩きは新しい解決策となるかもしれませんね。
この記事では、高齢者の方々に向けて、
– 大股歩きがふらつきに効果的な理由
– 大股歩きの具体的な方法
– 大股歩きの注意点
について、記載していきます。
目 次
大股歩きを1ヶ月試した効果は?
私はこれまで歩く時にふらつくため、歩幅も小さくなり歩行速度も遅く、正直言って格好悪い歩き方でした。
そして、歩幅は約54cmでちょこちょこ歩き、そんな状態から大股歩きに挑戦してみると歩幅は67cmほどにアップしました。
期待の足のふらつき改善効果は?
足のふらつきを改善するために大股歩きを1ヶ月間実践した結果、けっこう効果がありました。
私の大股歩き実践は、約200mぐらいを目標にして行いました。
1.初めて2週間ぐらいはお尻の筋肉痛あり(筋力アップ効果有り)
2.足のふらつきは3週間ぐらいで70%ぐらい改善した
3.大股ではなく中股であればスタスタ歩けるようになった
4.窓ガラスに映る歩く姿勢に元気がよみがえった
以上の様に大股歩きの効果を確認できたので今後も継続していくことに決めました。
この体験から大股歩きは、歩くための筋力アップやバランス感覚の向上、そして姿勢の改善に効果があり、普通の歩き方もスタスタ歩けるように変わって、歩くスピードも2倍近く速くなると実感しています。
高齢者の足のふらつきとは?
高齢者の足のふらつきは、日常生活において転倒のリスクを高めるため、非常に心配な問題です。
ふらつきは、筋力の低下やバランス感覚の衰え、神経系の問題などさまざまな要因によって引き起こされ、特に高齢者の場合、これらの要因が複合的に影響し、症状が出やすくなります。
例えば、加齢による筋力の減少や、内耳の機能低下が原因でバランスを崩しやすくなったり、糖尿病や高血圧などの持病がある場合も、神経系に影響を及ぼし、ふらつきが生じることもあるようです。
これらの症状は、日常生活の質を低下させるだけでなく、転倒による怪我のリスクを高めるため、早期の対策が重要です。
大股歩きが高齢者の足ふらつきに与える効果
大股歩きは、足の筋肉を均等に使うことに繋がりバランス感覚が向上し、高齢者の足のふらつきを改善する効果があります。
特に高齢者にとって歩行の安定性を高めることは、転倒予防に直結し大怪我を防ぐことができます。
大股歩きは、歩幅を広げることで自然に体幹を使い、全身の筋肉を効率よく動かしますから筋力強化だけでなく、姿勢の改善にもつながります。
さらに、心肺機能の向上や血流の促進も期待できるため、全身の健康維持に役立ちます。
具体的には、普段の歩行で意識的に一歩を大きくすることで、足首から太もも、さらには腹筋や背筋までを連動させることができます。
大股歩きのデメリット
私が実施中に感じた大股歩きのデメリットとしては、歩行中のお尻の筋肉痛のみでこれは2週間ぐらいで無くなりました。
恐らく普段使っていなかった筋肉の痛みだったのでしょうが、これは強化され痛みの解消になったと思います。
それから多少の脈拍増が有ったので、心臓などに持病がある方は、安全のため医師に相談して始めるか決めてくださいね。
大股歩きの正しい方法
大股歩きは、高齢者が足のふらつきを改善するための効果的な手段であり、正しい方法を知ることで安全に効果を最大限に引き出すことができます。
それは、通常の歩行よりも歩幅を広げることで、筋力やバランス感覚を自然と鍛えることができるため、高齢者のふらつきを軽減するのに役立つのです。
例えば、大股歩きでは、足を大きく前に出すことで、股関節や太ももの筋肉をより多く使います。
これにより、筋力が向上し足の安定性が高まり、また姿勢を意識することで、体幹の筋肉も強化され、全体的なバランスが改善されます。
大股歩きのステップバイステップ
大股歩きは、足を大きく前後に動かし、姿勢を正すことから始めます。
2.次に、片足を大きく前に出し、かかとから着地します
3.後ろ足はしっかりと蹴り出し、体重を前足に移動させます
4.腕を自然に振ることでバランスを保ちます
5.最初は短い距離から始め、徐々に距離を増やしていきます
正しい大股歩きは、足の筋力を鍛え、ふらつきを軽減する効果が期待できます。
注意すべきポイントとコツ
大股歩きでは、姿勢を正し、足をしっかりと前に出すことが重要です。
無理せず自分のペースで行い、疲れを感じたら休憩を取りましょう。
歩幅を広げる際は、地面をしっかり踏みしめる意識を持ち、バランスを保つことが大切です。
特に、転倒を防ぐために周囲の状況を確認し、凹凸の少ない平面で安全な場所で行うことを心掛けてください。
最初は短時間から始め、慣れてきたら徐々に距離を伸ばすと良いでしょう。
高齢者が大股歩きを始める前に考慮すべきこと
高齢者が大股歩きを始める前には、いくつかの重要な考慮事項があります。
特に心臓や関節に問題がある方は、医師のアドバイスを受けることで、安全に運動を始めることができます。
また、大股歩きは普段の歩行と異なるため、適切な準備が求められます。
例えば、運動靴の選び方やウォームアップの方法を知ることが大切です。
安全に始めるための準備
高齢者が大股歩きを安全に始めるためには、まず適切な靴を選ぶことが重要で滑りにくく、足にフィットする靴を選びましょう。
また、歩行前のストレッチで筋肉をほぐし怪我の予防を行い、さらに、無理をせず、自分のペースで進めることが大切です。
「最初は少し怖いかもしれない…」と感じる方もいるでしょうが、少しずつ慣れていけば確実に効果を実感できますから、これらの準備を整えることで、安心して大股歩きを始められます。
大股歩きを日常に取り入れる方法
大股歩きは、時間を決めて実施するだけでなく、例えば、朝の散歩や買い物の際に、意識して大股で歩くことを心がけるとより効果的です。
このように、大股歩きを日常的に取り入れることで自然と筋力が鍛えられ、無理なく続けられる習慣によってより早くふらつきが軽減されることになります。
大股歩きの効果を最大限に引き出すための補助運動
大股歩きの効果を最大限に引き出すためには、補助運動が欠かせません。
特にストレッチや筋トレ、バランス運動を組み合わせることで、足の筋力と柔軟性が向上し、ふらつきを抑える効果が期待できます。
高齢者にとって、安全で効果的な運動を続けるためには、これらの補助運動が重要な役割を果たします。
例えば、ストレッチで足の筋肉をほぐし、筋トレで筋力を強化することで、歩行時の安定性が向上しますし、歩行時の筋肉痛も軽減できます。
また、バランス運動を取り入れることで、体の重心をコントロールしやすくなり、ふらつきのリスクを軽減できます。これらの運動を日常生活に取り入れることで、大股歩きの効果をさらに高めることができます。
まとめ:高齢者の足ふらつきに大股歩きの効果
今回は、高齢者の足のふらつきにお悩みの方に向けて、
– 大股歩きの効果とその理由
– 足のふらつきを改善する具体的な方法
– 日常生活に取り入れるためのポイント
上記について、記載してきました。
高齢者が足のふらつきを感じるのは、筋力の低下やバランス感覚の衰えが原因です。
大股歩きはこれらの問題を改善する効果があるとされており、大股で歩くことで、より多くの筋肉を使い、バランスを取る練習にもなるからです。
私も1ヶ月試してみて確かな効果を実感していますが、入院中の家内を娘と見舞いに行く時、大きく歩き遅れていたのが同じペースで歩けるようになって喜んでいます。
これからの生活において、より安定した歩行ができるように、今後も継続して前向きに取り組むことで、健康的な生活を送れることを期待しています。
ぜひ、日常生活に大股歩きを取り入れてみてください。あなたの成功を心から応援しています。
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