薬の副作用事例–尿が出にくい、便意の回数が異常に増える

通常、医師から処方された薬(飲み薬)は効果を期待して飲むわけですが、殆どの人は副作用を気にしないのではないでしょうか。

そのため実際は薬の影響で体に異常が生じているのに、ちょっと体調が悪いとか、病気の所為などで済ませてしまうと、思いがけない被害を受けることになります。

薬は病気を治すのに絶対に必要な物ですが、副作用に鈍感な医師もいますので、治療をしている病気の症状と異なる症状が出てきたら疑いを持つことも必要です。

そして症状の状態によっては、薬効と天秤にかけて薬を止める勇気も必要だと思います。

スポンサーリンク

薬には副作用があるので要注意

私たちは一般的に薬の副作用には疎いですが、病院や薬局のチェックがあるからといって盲目的に信頼するのは問題かと思います。

それゆえ、薬を処方されたり市販品を購入する場合は、Webなどで副作用を調べ一応の知識を得ておくことは必要だと思います。

実際に起きた薬の副作用の事例

つい最近、私は複数の薬でひどい目にあいましたのでご紹介したいと思います。

湿疹改善のため処方された飲み薬の悪影響

股・脇湿疹が塗り薬ではなかなか治らないので、私が通っている皮膚科医はステロイドを含む飲み薬を1週間分処方しました。

私は緑内障を患っているのでステロイド薬は嫌だったのですが、湿疹が治らないのでやもう得ず服用することにしました。

その薬は以下の2つで私には次のような異常な症状が出てきました。

・真抗菌薬-ミノサイクリン塩酸塩錠100mg「サワイ」⇒便意が異常に多くなる
・アレルギー薬-サクコルチン配合錠(ステロイド)「日医工」⇒排尿困難、倦怠感、耳鳴りなど

特に困ったのは便意で朝の食事前、そして朝・昼・夜の食事後、更には小便をするときなどで、1日に5~6回の排便で外出時にとても困りましたし、便の量もバナナ4~5本分と多く1.5kgほど痩せました。

また、尿が出にくくなったり、倦怠感で体調が悪くひどいものでした。

尿を出づらくする薬

幸いにもこの間に効果的な塗り薬の配合が見つかり、湿疹が急速に改善したので医師に申し入れ飲み薬を止めました。

その後、ひどい状態は1週間ぐらい続きましたが、次第に無くなり体調も良くなりました。

花粉症薬や風邪薬にも眠気や尿が出にくい症状が出る

花粉症の飲み薬には眠気が出るものが多いので、運転する前には飲まないように注意すべきでしょう。

私は比較的軽い花粉症ですが、前に運転中に眠気がひどくなり困りましたので今は一斎飲まないようにしました。(幸いにも事故は起こしていません)

また、ひどい風邪で病院にかよい漢方薬を処方されましたが、良く効く薬だけど尿が出にくくなり困ったので、薬の処方を変えてもらった経験もあります。

消化器用剤ランソプラゾールの副作用

これは私ではなく家内に生じた消化器用剤ランソプラゾール酷い下痢の副作用で、A病院では約40日原因を特定できず飲み続けたため下痢が続き家内はずいぶん衰弱(体重減5kg)しました。

そのためA病院はB病院に対処を依頼しB病院に転院、ランソプラゾールを止めたら2~3日で下痢が止まり快方に向かい、2週間後には体重も戻りつつあります。

B病院では下痢の原因はランソプラゾールと明言しました。

この薬は通常、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症などの治療に使われ、家内が糖尿病の合併症で足を切断し体調が不安定な時から処方され飲んでいます。

そして飲用期間は6~8週間が望ましいと言われていますが、実際には16週間飲用していたので副作用が顕著に出てきたものと思われます。

なお、この薬はコラーゲン性大腸炎を発症して下痢になる副作用事例が学会でも報告されており、今回の家内の症状に合致すると担当医は言っていました。

この事例からみてもA病院の薬に対する知識は不足しており、病院によっては薬で命を縮めることが有るのを知りました。

これで家内は体力の大幅な低下をして約2ヶ月ぐらい退院が遅れることになりました。

でも医療ミスで訴えることは難しく、この間の入院治療費約20万円も取り戻すことは出来ず大損失です。

高齢者の運転ミスは薬の影響もあるかも?

最近、高齢者の運転ミスが事故に繋がり大きな問題になっていますが、複数の薬の服用による体調悪化の影響もあるのではと私は考えています。

高齢者は殆どの人が一つや二つの持病を持っており、薬の服用をしていることも多いと思われますが、副作用には無頓着な人が多いと思います。

これらの人は薬の影響で体調が悪くても薬の影響とは思わないので、車の運転をなるべくやらないんど心がけることはありません。

また、運転中に意識を強くして安全を心がけるなどもやらないでしょう。

そして、以前の若かりし頃の体が良く動いた頃と同じ感覚で運転しているので、薬の影響で体が思うように動かずミスをして、事故を起こしてしまうケースも起こっていると思われるのです。

しかし、事故の原因はブレーキとアクセスを踏み間違えたとか、認知機能の低下で逆走したとかで片付けられて、薬の服用で体調不良になっていたなどは原因として出てきません。

薬は眠気や倦怠感などが付き物で、運転ミスを引き起こす原因になり得るのに、運転者当人が無頓着で警察なども事故原因の一つの要素として聞こうともしないので、事故原因として表に出てきません。

でも、私はあえて高齢者に言いたいのは、薬の服用は運転ミスの引き金になり得るので要注意とあると。

まとめ

薬に副作用は付き物なので、薬を飲む時には充分な注意と観察が必要です。

そして異常な症状が出てきたら薬効と異常な症状を天秤にかけて、薬を止めることも大事なことです。

今回、家内は入院先で約40日下痢が続きその原因が毎日飲んでいる薬の一つと解り、薬を止めたら下痢が治りました。

こんなことも実際に有り得るんですよ。

それゆえ、私たちは薬を盲信することなく飲んでいるときはその影響に注意し、特に薬を飲む機会の多い高齢運転者は、眠気や体調不良の出やすい薬を飲んだ時は、運転をやらないように心がけ事故を起こさないようにしていきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

関連記事

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする