この一週間(7月16日~22日)で熱中症の症状で救急搬送された人数が全国で2万2647人(このうち65人が死亡)になり、これは過去最大だそうです。
熱中症の予防と対策については、毎年警鐘されていますが、その人数が増えるのは気温が高くなっていることもありますが、一番の問題は「無関心や軽視」と思われます。
熱中症は命に関わる重大なこと、自分の命を守るために簡単に出来る予防と対策を知って実行することだと思います。
自宅での熱中症予防と対策
熱中症で死亡した人の60%ぐらいは自宅で熱中症にかかって亡くなっていることから、自宅での予防、対策も重要となります。
起きている時間帯の予防・対策
冷房の使用
28℃を超える時には、必ず冷房(クーラー)を27℃以下に設定して使用すれば、熱中症の予防が出来ます。
水分補給の励行
水分補給は小まめに行い、冷たいものより温かい飲み物(お湯、お茶、コーヒー、ココアなど)が体には良いです。
就寝時の予防と対策
寝る前の水分補給
寝る前にコップ一杯の水を飲んで、ペットボトルに水を入れていつでも飲めるように枕元に置いておけば、寝ていて汗をかいた時にすぐ飲めます。
冷房の使用
窓を開けられないアパートなどは、必ず冷房を使用して就寝しましょう。
窓を開けられる家などで風通しが良く冷房を使用しなくて良い場合は、扇風機を使用して空気のよどみを無くすと気温が下がります。
ひんやり敷パッド、冷寒敷パッドの使用
就寝時の熱中症は、敷布と体の接触によって体温が上がり、大量の汗をかくことによって発症します。
なので、ひんやり敷パッド(冷寒敷パッド)を使用して、体温の上昇を2~3℃下げることで、熱中症の予防・対策になります。
我が家では全員が使用していますし、汗かきの孫の熱中症予防にひんやり敷パッドを贈りましたら、バテ気味の孫の体調も良くなりましたよ。

最近では、夏の贈り物として喜ばれる一品になりましたね。
外出時には飲料持参
外出する時は水分補給に適切な飲料(塩分、糖分、ミネラル含有)を持参して、早目の補給を心がける。
水分補給に適切な飲料は、ポカリスエット、アクアエリアス、アミノバイタルなど多数あります。
※なお炭酸飲料はあまり好ましくありません。
スポーツする時の予防
なるべく炎天下のスポーツは避けるべきですが、やもう得ない場合は上記の水分補給に適切な飲料を必ず持参して、熱中症予防をはかりましょう。
ゴルフをする場合には
各ホールごとに水分補給をして、水分補給が遅れないように心がける。
野球をする時は
各イニングごとに水分補給をして、水分補給が遅れないように心がける
熱中症で食べられなくなった時の秘策
熱中症も軽症、やや重症、重症とランクが分けられますが、救急車で運ばれない程度でも、普通の食事がまったく出来ない場合があります。
普通、食べられな時はソーメンやおかゆなどが考えられますが、これらもまったく食べられない経験が私にはあります。(一度熱中症にかかった経験があります)
でも、食べないと体力が回復しませんので、何としても食べなければいけません。
このような場合に食べられるもの、それは「果物」です。
リンゴ、オレンジ、モモ、梨など比較的水分の多い果物を試してみてください。これらの果物で胃腸を慣らしていけば、徐々にソーメンやお粥も食べられるようになります。
まとめ
・お年寄りは冷房を使うのを勿体無いなど言いますが、命には変えられないので冷房使用に躊躇しないことです。
・自宅にいる時も外出する時も、水分補給に適正な飲料(塩分、糖分、ミネラル含有)で、小まめな水分補給を励行しましょう。
・ひんやり敷パッド(冷寒敷パッド)を必ず使用して、就寝時の体温上昇を抑える。