数年前に発症した股・脇の下・胸の湿疹が治療を続けても治らないので、セカンドピニオンとして皮膚科を変えることにした。
最初の皮膚科で処方された薬はステロイド入りで、良く効き湿疹も1週間ぐらいで消えていたが、治ったと思い薬の使用を止めると直ぐに再発しその繰り返しを続けていた。
そして、最近になってその薬の効き目が無くなってきたようで、湿疹が一向に消える気配が無いので、思い切ってセカンドピニオンを受けることにしたのです。
目 次
最初に受けた治療法と反省
一番最初に受診した皮膚科では、血液検査をして湿疹の原因は「カビ」と判定し薬が処方された。
その薬は「ステロイド入りの調合軟膏」と「抗真菌剤軟膏」の2種類で、とても良く効く薬でした。
しかし、今思えば幾つか治療法に抜け落ちがあったようにも思うし、私自身にも反省すべき落ち度があった。
1番目に診察を受けた皮膚科医の問題
最初に診察を受けた皮膚科は家族が受診をしたこともあり選びましたが、幾つかの問題点が見つかり病院選定で手抜かりがありました。
湿疹の原因を科学的な検査で判定せず薬を処方
医師は私の湿疹状況を目で確認して真菌と判断し薬の処方をしたが、科学的な検査は一度も行わなかった。
後で分かったことですが湿疹の原因には真菌・カビ・脂漏性湿疹など幾つか有り、薬の処方や日常の生活などの改善により湿疹を治すことが出来るのです。
処方薬と使い方の不徹底
(1)処方薬2種類の詳細
・ステロイド入りの調合軟膏(リンデロンVG軟膏0.12%+アズノール軟膏0.033%)
・抗真菌剤軟膏(ニトコナゾンクリーム1%)
(2)薬の塗り方、使い方
薬の塗り方は患部に1日2回、但し詳細な塗布期間が説明されず、患者が勝手に判断する要素があった。
私は緑内障を患っているのでステロイド入りの薬を長期間続けるのが(副作用で)嫌だったので、湿疹が消えると直ぐ薬の使用を止めてしまった。
ここでの問題は、湿疹が消えた時に薬を止めても良いのか、その後もどれくらい塗り続けるのかが明確で無かった。
最初の皮膚科治療での私の反省
(1)湿疹が消えると直ぐ薬の使用を止めた
ステロイド入り薬が嫌で湿疹が消えると直ぐ薬を塗るのを止めてしまった
(2)再発の原因究明に対して医師に相談することを怠たり、診察を受けずに薬だけ使い続けた。
セカンドピニオン治療の開始
セカンドピニオンとして受診(2018.12.08)した皮膚科医は、良いの悪いのか判断出来ないが、私の湿疹を診て原因は「カビ」であると即決した。
診察と原因究明の経緯
診察の経緯
まず最初に股・胸・脇の下の湿疹を見て、更に私が気が付かない小さな赤い粒状のものも湿疹と診たてた。
次に足を見せよと言って「水虫のチェック」をして、左足の軽微な水虫と右親指爪の先端の白濁を見て、これも水虫であり、この水虫が身体全体の湿疹発症の原因と考えられるので、これらの治療が必要との診断であった。
処方薬と薬の使い方は詳しく説明有り
(1)処方された薬は3種類
・体に塗るの調合軟膏「※1タクロリムス軟膏0.1%+アスタット軟膏1%(抗真菌剤)」
・白濁爪用のアスタット外用液1%(抗真菌剤)
・足の水虫用の抗真菌剤ラナコナゾールクリーム1%(抗真菌剤)
※1.タクロリムス軟膏は、ステロイド外用剤等の既存療法では効果が不十分
又は副作用などによって、本剤による治療がより適切と考えられる
場合に使用する。
※2.上記は正に私に該当している感じで、今回処方された薬には
ステロイド入りが無いので、安堵したが治るのかとの不安は残っている。
(2)軟膏の塗り方と期限を詳細に明示した
この皮膚科では塗り方や薬の止め時を図で明確に説明し、勝手に薬を止めることのないように指導してくれた。
・薬は全て毎夜1回のみ塗ること
・軟膏は患部の周辺5cmまで広めて塗ること
・治ったように見えても薬は最低で3ヶ月は塗り続けること
・爪はほぼ6ヶ月~治るまで
前の皮膚科院では、これほど詳しい説明は無く、ここまでの治療で信頼できそうだと感じた。
治療の経緯と結果
12月08日:初回診察と薬治療の開始(夜1回の塗布)
12月10日:薬を3回塗布した翌日、軽微な湿疹部分にやや改善の兆しがあるが、
薬の効果はまだ判定できない。
以後、随時ですが湿疹の状況を記載していきます。
まとめ
1)数年間治せなかった湿疹に困りセカンドピニオンを開始(2018.12.08)
2)ただセカンドピニオンが全て成功するとは限らず、治療法を替えて失敗することも
有り得るのでその点は留意しておく必要がある。
3)最初の皮膚科医は即ステロイド剤を処方したが、今回は非ステロイド処方である。
効果は定かではないが期待したいと思う。
以後、状況を報告していきます。