突発性難聴になった高齢者の治療事例|果たして治るのか?

2018年9月14日、左耳が突然聞こえなくなり、翌日に耳鼻咽喉科の診察を受けたら突発性難聴と診断されました。

その日はゴルフコンペがあり終わった後のパティー中に、突然耳鳴りが大きくなり聞こえなくなったのです。

最初は何が起こったのかよく解らなっかのですが、家に帰りネット調べて見ると歌手の堂本剛もなった突発性難聴に似ているので、診察を急ぎ受けることにしました。

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突発性難聴になった高齢者の治療事例

突発性難聴は若い人も高齢者も突然発症する病気で、特に高齢者は治りにくいとも言われています。

私は70歳半ばの高齢者、果たして治るのか、回復するのか心配です。

左耳はジーンと耳鳴りがひっきりなしに続き、普段聞いているテレビの音量も水道の音も聞こえません。

以下、私の治療事例を記載しますが、私と同じ難聴でお困りの方に少しでもご参考になれば幸いです。

耳鼻咽喉科での治療の一例

発症した翌日(9月15日)に近くの耳鼻咽喉科で診察を受けました。

初診9月15日の結果

診察結果の原因は不明
医者が耳を診察した結果では、鼓膜の破れや耳糞による詰まりはありませんでした。

そのため難聴の明確な原因は不明で、治すのは難しいかもしれないとのことでした。

聴力検査の結果
数字的な結果は明確に表現できませんが、一部の音を除きほとんど聞こえず、大幅に聴力が落ちているのは明確でした。

初期はブレドニン錠5mgの服用治療

突発性難聴の初期治療で広く使われている「ブレドニン錠5mg(ステロイド薬)」を3週間分処方され、治療を続けることになりました。

ステロイドの服用治療は入院して行うケースも多いようですが、入院も自宅服用も効果に大差が無いとのことで、私は自宅治療を薦められ従いました。

ブレドニン錠5mgは効能が多岐にわたり多くの病気治療に使われていますが、副作用の多い薬なので長くは使用したくない薬、でも難聴は難病なので仕方ありません。

使用法は、1日に1回で毎朝食後に服用。
・まずは3日間は6錠服用
・次の4日間は4錠服用
・次の7日間は2錠服用
・次の7日間は1錠服用

2週間ブレドニン錠5mgを服用した結果

9月15日(初診日)からブレドニン錠5mgの服用を開始、その後9月26日まで聴力回復の効果はまったく感じられませんでした。

9月27日(初診日から12日目)に聴力に変化が!
初診日から薬の服用を開始して12日目に、僅かに変化がありました。

これまで全く聞こえなかったテレビの音(普段聞いていた音量)に反応して「ガーガー」と反応、また水道が洗面台に当たる音にも同じように反応しました。

反応は全ての音ではなく、音の種類(高さ?低さ)によって起こるようです。

でも、音の聞き分けは全く出来ないので回復するかはまったく分かりません。

診察2回目(9月28日)の結果

2週間のブレドニン錠5mg服用を経て、2回目の診察を受けました。

聴力検査の結果
左耳の聴力は明らかに上がっている結果となりましたが、果たして音を聞き分けるまで回復するか?

医師のコメント
回復するかは明確には言わず、6ヶ月ぐらいの治療になるだろうと、そして薬を変えることになりました。

新たに服用する薬は、「メコバラミン錠500μg(SW)」と「トリノシン顆粒10%」の2種類で、35日分処方されました。。

二次治療はメコバラミン錠500μg(SW)とトリノシン顆粒10%の服用

1週間分の残っているブレドニン錠5mgは継続して服用し、併用してメコバラミン錠500μgとトリノシン顆粒10%の2種類の薬を服用します。

使用法は、1日に3回で毎朝朝食後に服用します。
・メコバラミン錠500μg(SW)毎食後1錠
・トリノシン顆粒10% 毎食後1包

メコバラミン錠500μgは、ビタミンB12一種で抹消神経に直接働き、抹消神経障害の症状を改善する作用があります。

トリノシン顆粒10%は、生体内を活性化させ神経伝達の効率化を図り、内耳機能障害を改善させます。

9月28日から服用開始、回復を期待して忘れずに飲み続けます。

少し聞こえるようになったが(10月5日:発症後21日目)

9月28日からブレ3種類の薬(ドニン錠5mg、メコバラミン錠500μg、トリノシン顆粒10%)を服用し治療を続けていますが、この1週間で明らかな変化がありました。

・テレビの音量12で聞こえなかった左耳が、音量を6まで反応するようになった。
 感じとしては右耳の1/3ぐらいの聴力まで回復したように思える

・耳の内側を爪で軽く引っ掻いてもまったく聞こえなかったのが、
 だいぶ明確に聞こえるようになった。

・コウロギの鳴き声や電子レンジの調理終了チャイムなど一部の音が聞こえるようになった。

このように耳の感度は日に日に良くなっているように思えるが、人の会話は聞き分けが出来ないので回復するか不安は残ったままです。

少し聞こえるようになったが(10月25日:発症後41日目)

薬は9月28日から処方された3種類(ドニン錠5mg、メコバラミン錠500μg、トリノシン顆粒10%)を継続して服用しています。

・左耳の状態は相変わらず風が吹いているような耳鳴りが続いていますが、
 だいぶ回復してきたようです。
 回復度はおおよそ4割ぐらい、全く聞き取れなかった電話もそこそこ聞こえるようになりました。

・テレビはまだ明確には聞き取れませんが、喋っているのははっきり分かります。

診察3回目(11月2日)の結果

9月14日に発症した突発性難聴も1ヶ月半が経過し、今朝3回目の診察を受けました。
診察前に聴力検査を行い、その結果を見ながら診察が行われ、医者のコメントは回復しているね、薬を継続して飲むようにとのことでした。

自分の感覚では4割ぐらい回復している感触(テレビの聞こえ状態・・・3m離れての)で、テレビから1mの距離ならずいぶん聞こえるようになったので、今後どれくらいまで回復するのかが気になるところです。

薬は今までと同様のものを飲み続けることになっています。

回復の進度が遅くなった(回復度は約50%・・・11月25日:発症後72日目)

発症後ほぼ2ヶ月半が経過し左耳は右耳に比べ約50%程度聞こえるまでに回復しましたが、この1ヶ月は10%ぐらいしか改善しておらず、改善の進度がずいぶん遅くなった気がします。

こんな感じでは完全に回復するのかと不安になりますが、医師は半年ぐらい治療は続くようなニアンスの話しをしていたので、焦らず治療を続けるしかないと観念したのが今の心情です。

診察4回目(12月7日:発症後84日目)の結果

今回の診察でも聴力検査をしましたが、ほぼ50%の回復との判定で私の感覚とも合っていました。

しかし、回復度が止まっているようにも思える状態になり、医師はもう少し薬を続けようと言っていますが、何となくこれ以上は回復しないのかなとの不安も起こってきたのが今の現状です。

でも、薬に期待して飲み続けるしかありません。

治療開始後3ヶ月と1週間経過・・・12月21日:発症後98日目)

自分の感覚としては回復度は50%程度と思っているが、今日の電話天気予報サービス(177)を聞いてみると、言葉は明確に聞こえるので良い兆候になってきたと思える。

確かに従来よりは回復度が落ちたように感じるが、まったく回復しない人も何割かいることを思えば、私はまだまだツキがあるなあと思う。

診察5回目(1月11日:119日目)の結果

発症後、ほぼ4ヶ月目になり5回目の診察を受けました。この時点での自分の感覚は前回の診察と変わりませんでしたが、聴力検査ではやや回復の結果となりました。

電話天気予報サービス(177)の感じからも60%ぐらいに回復したように思えます。

更に回復を期待して引き続き薬を飲み続けます。

診察6回目(2月15日:154日目)の結果

診察を開始したのが昨年の9月15日ですので本日でちょうど5ヶ月が経過しました。

前回の診察(1ヶ月前)でやや回復の傾向を示した左耳ですが、今回は自覚症状及び検査結果ともに前回と変わらず、また改善が止まったようです。

医師が初診の時に言った6ヶ月の目処も残り1ヶ月、回復はここまで(約60%)で終わってしまうのかとの不安が残ったのが今日の診察でした。

薬はこれまでと同じ「メコバラミン錠500μg(SW)」と「トリノシン顆粒10%」の2種類を飲み続けることになっています。

診察12回目(9月14日:1年経過)の結果

昨年(2018年)の9月14日に発症して今日1年後の9月14日に12回目の診察を受けました。

結果はあまり改善は見られず、だいたい60~65%の回復で止まっています。

診察を終わって医師は、1年経ったね薬を出すよと言いましたが、経過診察はまだ続けるようで、止めるとは言いませんでした。

診察はいつまで続くんでしょうね?

まとめ

1)9月14日に左耳に発症、翌日に受診、初期治療としてブレドニン錠5mg服用開始。
2)9月26日にテレビや水道の音にやや反応、音は聞き分けられない。
3)9月28日に2回目の診察、やや聴力の回復あり。
  薬をメコバラミン錠500μg(SW)とトリノシン顆粒10%に変えるが、
  ブレドニン錠は飲み切る。
4)10月5日、聴力の感度は更に上向いたけど、会話の聞き分けはまだ出来ない。
5)10月25日、40%ぐらい回復したように感じています。
6)3回目の診察(11月2日)での聴力検査でも回復しているのが確認された。
7)11月25日、50%ぐらい回復したように感じています。
8)4回目の診察(12月7日)でも上記と変わらず。
9)電話の会話がだいぶ分かるようにようになってきた。
10)5回目の診察(1月11日・・・発症後119日目)ではやや改善60%ぐらいに。
11)6回目の診察(2月15日・・・発症後2ヶ月:154日目)では変わらず。
12)12回目の診察(1年経過)も60~65%の回復で止まっています。

発症後1年が経過しましたが、私の中ではもうこれ以上の回復は望めないと思っていますが、薬は今後も飲み続けるようです。

つづく

【関連記事】

・突発性難聴の治療期間について-発症した翌日から治療を開始したが!

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