胸・股・脇・お尻の湿疹の原因は、主に白癬菌(はくせんきん)というカビの一種であることをご存知でしょうか?
白癬菌は水虫の原因であることはよく知られていますが、胸・股・脇やお尻などの湿疹の原因とはあまり知られていないと思います。
そして、その発生起因が水虫であり白癬菌の供給源になっていることも。
胸・股・お尻などの湿疹は水虫が原因
一般的に私たちは、足以外にできた湿疹の原因が水虫であることは、あまり知っていないのではと思います。
実は私も全く知らず、股や胸にできた湿疹を治すことに注力はしましたが、水虫のことは眼中にありませんでした。
ところが長引く湿疹が嫌になって、セカンドピニオンを受けて初めて水虫が原因であることを知ったのです。
このことから白癬菌の供給源である水虫を同時に治さないと、足以外の湿疹を完治することができないことが解ったのです。
目 次
皮膚科によって治療法が違う
最初に受けた皮膚科医院では、胸・股・脇の湿疹を見せて診察を受け、白癬菌による湿疹であると診断されました。
この時、医師は水虫のことには全く触れず、ステロイド入りの塗り薬を処方しました。
その結果、薬の効果は絶大で湿疹は10日ぐらいで消えてしまいましたが、薬を止めると再発を繰り返し何ヶ月経っても完治しませんでした。
そこで嫌になりセカンドピニオンを受ける決断をしました。
セカンドピニオンでの医師は、胸・脇・股の湿疹を見てカビ(白癬菌)が原因と言った後に、足を見せなさいと私に言いました。
私は何故と思いましたが、足を見た医師は右足親指の爪の白濁(爪の先5~6mmぐらい)を指摘して、これが湿疹の原因と言い放ちました。
そして、水虫を治す薬(爪用と足用)と体の湿疹を治す薬、全て非ステロイド薬を処方しました。
このように同じ皮膚科でも診断と処方した薬はまったく違ったのです。
水虫が原因とは思わずステロイド薬を処方した医師の問題
最初の医師は湿疹の原因として白癬菌が原因と診断しましたが、水虫に付いてはまったく触れず、患部のみの対処療法しか言わなかった。
しかも、処方薬は即ステロイド入りの薬を選んだのは、患者に対する配慮に欠けていると思います。
ご承知のようにステロイド薬はアトピーや湿疹、そのほかの病気の治療薬として広く使用されており、皮膚などの修復能力には優れていますが、副作用が強い薬であることでも有名です。
そのような薬を即使い、非ステロイド薬を選ばなかったのは、後々でしたが非常に腹がたちました。
水虫が原因と知っており非ステロイド薬で治療
セカンドピニオンの医師は、水虫と体上部の湿疹の関連を説明、水虫を同時に治さないと体上部の湿疹は再発すると言った。
そして、多少時間はかかる(3ヶ月ぐらい)が、非ステロイド薬で水虫治療と体治療の薬を処方してくれました。
セカンドピニオン治療の結果
セカンドピニオン開始の結果(50日後:1ヶ月と20日)
セカンドピニオン治療を開始して間もなく1ヶ月と20日ぐらいになりますが、
・脇の湿疹はほぼ消えました
・胸の湿疹は80%ぐらい消えたが、まだ完治には至っていない
・一番ひどかった股湿疹は50~60%消えて改善している
・右足の親指の爪の白濁は5~6mmあったのが4mm程度に減少しました。
しかし、足の爪は1ヶ月で1.5mmぐらい伸びると言われているので、
白濁が完全に無くなるのは治療開始から3~4ヶ月かかりそうです。
セカンドピニオン開始の結果(70日後:2ヶ月と10日)
・脇の湿疹は完全に治り継続している
・胸の湿疹は95%ぐらい消えたが、まだ完治には至っていない
・一番ひどかった股湿疹は85%消えて改善している
・右足の親指の爪の白濁は50日経過とあまり変わっていない。
白濁が完全に無くなるには、まだまだ時間がかかりそうです。
セカンドピニオンのおすすめ
今回私が受けた治療法は、最初が対処療法でセカンドピニオンが原因療法&対処療法と言えます。
残念ながら私は、最初に選んだ皮膚科医を間違えたようで、セカンドピニオンを選んで正解だっと言えます。
もし逆であったらセカンドピニオンは必要なかったわけですが、どの病院が最適化はなかなか分からないのが実態です。
だからあまり一つの病院に拘らず、常にセカンドピニオンを意識して治療法の良否を確認するようにしましょう。
まとめ
1.胸・股・脇・お尻の湿疹原因として、まず水虫を疑ってみる
2.もし足に水虫が有って爪に白濁があれば、それを治さないと湿疹は治らない
3.水虫に触れずステロイド薬を処方する皮膚科医院は変えた方が良い
4.セカンドピニオンを躊躇せず、原因療法をしてくれる皮膚科医を選ぶ
この方法で治りにくい胸・股・脇・お尻の湿疹が、治る可能性が高くなります。
【関連記事】