日本ハム新庄剛志監督の誕生!記憶に敬遠ボールを打ちサヨナラ!

新庄剛志氏の日本ハム監督が決定したが、思い出されるのは敬遠ボールを打ってサヨナラ勝ちをしたシーンである。

これは現在にも語り継がれる有名な話で、10月29日のテレビでもそのシーンが放送されていたが、実は野球のルールでは明らかにアウトだった。

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悲劇の敗戦投手は完全試合の槙原寛己投手

時は1999年6月12日、伝統の巨人対阪神戦は4対4で延長になり、12回の裏ランナー1塁・3塁で打者は新庄、1打サヨナラの場面となった。

巨人槇原投手はベンチの敬遠指示で1球目アウトコースに大きく外し1ボール、2球目もアウトコーナから50cmmぐらい外したが、そのボールを新庄は大きく踏み込んで打ちボールは三遊間を破ってサヨナラ打となった。

ベンチや阪神ファンは歓喜に包まれ新庄を祝い、槇原は悲劇の敗戦投手となった。

そして、この場面は大きく取り上げられ、新庄劇場として今日まで語り告げられている有名な物語である。

野球のルール

しかし、野球における打者(バッター)のルール(義務)は次のように規定されています。

バッターはバッターボックス内であればどの位置でも構えることができますが、バッターボックスの外に足を出してはいけません。片足でも出して構えたり、打ったときに足が出てしまったときは、その打球がホームランだったとしてもアウトになります(*空振りだったときは打っていませんので足がでていてもアウトにはならずストライクとなります)。またバッターボックスのラインはバッターボックスの一部とみなされるため、ラインを踏んで構えることもできます。他にスクイズなどで飛びついて打つような場合、バットがボールに当たる瞬間に足が空中にあれば、その後バッターボックス外へ足がでてもアウトにはなりません。

なぜサヨナラ打が成立しヒーロー新庄剛志が誕生したのか?

新庄が打った時に左足がベースを踏むぐらいに出ていたのに、何故アウトにならなかったかは次の理由です。

一番の理由は、球審が敬遠の構えを見て判定の正しい姿勢(中腰)を取らず、安易に棒立ちになっていたため、新庄の足がバッターボックスを出ていたのを見逃したのです。

もし、捕手が敬遠の構えをしても間違ってストライクになる可能せもあるから、正常な判定の構えをすべきであったのです。

二番目は、ビデオ判定の仕組みが無かったことで、当時の長嶋監督が猛抗議をしたけど再現の術がなくサヨナラ打が成立したのです。

しかし、テレビ放送では明らかに足が出ているのが証明されている。

新庄 敬遠 サヨナラ

上記の画像がバットにボールが当たった瞬間であり、新庄の左足はベースを踏んでいるように見えます。また右足は爪先立ちになっていますので、このような形ではほぼ100%左足は地に着いています。

従って、バッタボックスを出てボールを打ったことになりアウトの判定になります。

しかし、この瞬間に球審は棒立ちになっていますよね、それで新庄の足元など見えていません、信じられない光景で明らかなミスジャッジです。

以上より、この場面は球審の怠慢・誤審が招いたヒーロー誕生だったのです。

でも、こういうのも新庄が何かを持っていて新庄劇場を作り出すんだとも思いました。

スポーツには紙一重の場面があり、時にはヒーローにもなり悲劇の人にもなるんですね。

いよいよ日本ハムの監督、新たな神話が生まれ優勝を勝ち取るよう期待しています。

頑張れ、新庄剛志新監督♪

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