腕の良い歯医者さんとは、簡単には歯を抜かず何とか残す治療法を探してくれる歯科医ではないでしょうか。
しかし、本当に良い歯医者さんを探すのは至難の業、どのような選び方をすればいいのか一例をご紹介します。
歯をなるべく残す治療法を選択する歯医者さんは少ない
筆者はこれまで歯槽膿漏で4歯科医の治療を受けましたが、歯をなるべく残す治療を心掛けている医者に巡り合ったのは1名でした。
これは筆者のみの事例であり全国に通じることではないかも知れませんが、3/4の歯科医は比較的簡単に抜歯を選びました。
腕のいい歯医者さんの特徴
私たち患者が望む腕の良い歯医者さんの特徴を勝手に想像して記載すると次のようになりました。
・歯を長く温存できる方法をアドバイスしくれる
・出来るだけ神経を取らないようにしてくれる(歯がもろくなるのを防ぐ)
・出来るだけ歯を削らないようにしてくれる(弱くもろくなるのを防ぐ)
・出来るだけ痛くないように治療してくれる
・出来るだけ患者の要望に応えてくれる
では、このような歯医者さんをどのように探せばよいか一つの事例を紹介します。
腕の良い歯医者さんの選び方
ネットでを調べてみると評判の良い歯科医など出てきますが、これはあまり参考にはなりません。
それは筆者が治療を受けた歯を残すのに熱心ではない歯科医も含んでいるからです。
従って、腕の良い歯医者さんを選ぶには、1歯科医ごと調べてみることが必要だと思います。
・通院可能な歯科医を片っ端からネットで調べる
・院長の治療方針を徹底的に調べる(格好の良い表現に惑わされない)
・ポイントは上記した【出来るだけ歯を抜かない】方針を掲げた歯科医を選ぶ
つまりホームページで歯科医自身の治療方針で「出来るだけ歯を抜かない」と宣言しているので、これは信用できますし治療に自信がある証拠だと思います。
もし、現実はそうでなければ嘘の方針宣言になり、その病院は評判を大きく落とすことになります。
歯医者さん選びは難しく失敗するとどんどん歯を抜かれる?
歯に詳しくない私たち患者は、歯科医から抜歯しなければならないと言われれば逆らうすべはありません。
例え、医療設備が充実されていると良い歯科医と思われがちですが、設備投資が高額になればそれを回収しないと赤字も免れず、歯を残す治療より抜歯を選ぶ可能性が高まります。
このように言うと歯医者さんに反論されるかもしれませんが、私たち患者は簡単に歯を抜かれては困るのです。
歯は1本抜くと抜いた周りの歯がより抜け易くなり、ヘタをすると次から次へと抜くことになりかねません。
最近こんな事例が実際にありました。
筆者が遭遇した事例
・入れ歯を作って貰った歯科医に行き修理を頼んだら出来ないと言われた
・また入れ歯を支えていた歯が少しぐらついていたら抜歯しかないと言われた
実際に作ってくれた歯科医は引退し息子に代替わりしていたが、あまりにも簡単な診断なので別の歯科医を探すことにした。
別の歯科医を探すに当たって近くの歯科医のホームページを片っ端から見てみて、上記の「出来るだけ歯を抜かない治療法を選択」を方針にしているM歯科医を見つけました。
そして治療を受けた結果、歯は抜かず数十分の時間で折れた入れ歯を直してくれました。
筆者は高齢でもあり、いづれぐらついた歯は自然に抜けると思いますが、それでも抜けるまで維持したいのが本音であり患者の要望を聞きそれに応えた治療してくれたM歯科医に感謝しています。
これでお解かりの通り、歯科医の治療法にはこれだけの違いがあることを改めて知った事でした。
まとめ
歯医者さん選びを間違えると「抜歯」される機会が増え、高齢に入るころには歯が半分ぐらい抜かれ無くなっていたと嘆くことになるかも知れません。
今は殆どの歯科病院はホームページで宣伝や治療方針を掲げていますので、それをよく読んで病院選びをすることが大切だと思います。
また、これまで通っていた歯科医院が自分の意にそぐわないと思ったら、速やかに別の歯科医を探しセカンドピニオン治療を選ぶことも必要だと思います。
その時の歯科医の選び方は、「出来るだけ歯を抜かない治療法を選択」を方針に掲げているのを決め手にするのも良いかなと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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