ドジャーズの山本由伸投手の初登板1回で降板の原因は?緊張・フォーム

2024年ドジャーズの開幕2戦目(対パドレス)でメジャー初登板を果たした山本由伸投手、残念ながら1回投げて4安打5失点で降板しました。

内容的にはストレート・変化球ともコントロールが悪く球威もイマイチ、まずい守備も絡み大量失点に繋がった。

特に決め球のカーブ・スプリットもキレが無く、コントロールの悪さで試合を作る投球が出来ず日本では殆ど無かった状態の悪さであった。

正に本人もこんなはずでは無かったとの思いが強いと思われる。

メジャー初登板で緊張があった、韓国のマウンドになじめ無かったなども有るかもしれないが、それよりも筆者が気になるのは次の2点である。

スポンサーリンク

山本投手の投球フォームで気になる2点とは

左足をすり足で投げることがMLBの打者はタイミングが取り易いと思われる

左足をすり足状態で投げるフォームは、確か昨年から始めた投球法であったと思うがシーズン初めのWBC戦においても好投した。

しかし、MLBに移籍が決まった時点から山本投手の研究は始められており、どのように攻略すれば良いか策を練られている。

その上、ピッチロックで1球の投球間隔が短くなり、左足をすり足にしたことにより「イチ・ニー・サン」に近い投げ方になり、打者はリズムが取り易いのではないかと思われる。

投球を始動してからボールをリリースする間にほんの少し間があると良いんですがね。

なお、WBCではこのフォームで成功したが、この時はピッチロックは導入されていないのである。

左足の着地が1塁側に開き過ぎて球に体重が乗っていない

このことはテレビを見ていて思ったのですが、ただ後ろからの映像で足の着地が開いたように見えたのです。

もし、ホームベース側の映像を見ていればそう見えなかったかもしれないので正確な指摘ではないかもしれない。

もし、左足の着地が1塁側に開いていれば球威は落ちて、コントロールも悪くなると筆者の経験からも言えます。

とにかく山本選手のこれまでの投球からすれば異常と思えるほどコントロールが悪かったのです。

山本投手が2回目の先発でフォームを修正

山本投手の2回目の先発登板は3月31日(日本時間)の対カージナルス戦でしたが、5回被安打2,5三振、無失点の見事な投球内容でした。

4回終わって降雨中断を経ての5回無失点ですから、とても難しい投球を乗り切ったのも素晴らしいですね。

さて、フォームの修正ですが、これは私の指摘とは異なっていましたが、セットポジション時の両手の位置をお腹辺りから首近くまで上げて投球がよりスムーズになるように改善したのです。

1試合目失敗したら2試合目に直ぐフォーム修正なんて普通の投手には考えられないこと、これが日本最高の投手のすることなんですね。

相手も常に研究していて対抗してくるので通用しなくなったらその上をいく工夫・改善が必要であり、これが出来ないと一流・超一流になれない証明でもあった出来事です。

山本投手の活躍が期待できる出来事でした。

大谷翔平投手もコントロールが悪かった時期がある

大谷選手が投手として最も活躍したのが2022年シーズン、この年は15勝を上げホームランも34本打って初のMVPを獲得しました。

ただ、この時の4月の第1戦、2戦目では四球が多く、1試合目は4回3/2で降板、2試合目は3回2/3で降板し敗戦投手になっています。

しかし、ここからの修正力が素晴らしく若干腕の上げ方を変えてコントロールを良くし、その後の試合では3連勝の勝ち投手になっています。

このようにコントロールはとても重要であり、シーズン中であってもフォームの微調整を勇気を持って行うことも必要なのです。

山本投手も見事、5回無失点で勝利の権利を有して降板、その後のリリーフ投手が打たれて残念ながら初勝利にはならず、でもこの調子ならすぐにも勝ちは付いてくるでしょう。

まとめ

大谷選手がMLBで二刀流挑戦したころの初期は思うような成績を上げられず、アンチの米国マスコミは好き勝手に辛辣な評価をした。

しかし、今は大谷の活躍でそれらの批評が全く間違っていたことを証明した。

そして今回の山本投手に対しても、たった1回の失敗を見てアンチドジャースの評論家がもうダメみたいなバカなコメントを発している。

でも大丈夫、2試合目で見せた修正力があればきっとやってくれるでしょう。

頑張れ、山本由伸投手!

【おすすめの記事】 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする