大谷翔平 多投のスィーパー(スライダー)で被弾し今季2敗目

大谷翔平が投打の二刀流で出場した12試合目(6/2)、アストロズに2本のホームランを被弾し今季2敗目となった。

打たれたのは今季多投しているスィーパー(スライダー系のボール)を1回から配球し、それを狙い撃ちされ2ランで先行される。

スポンサーリンク

スィーパーは武器にはなるが多投すると危険なボール

このスィーパーは今季5試合までは新魔球として威力を発揮し、防御率「0.64」で3勝0敗と好成績に繋がった。

しかし、スィーパーの配給が約40%と圧倒的に多くなったことで、当然ながら各チームが狙い撃ちをするようになった。

その結果は歴然で4月の5試合の防御率は「0.64」、6試合目から9試合までは何と「6.12」と信じられないほど悪くなっている。

[TOC]

更にこの悪い期間はホームランの被弾が極端に増えて、

 試合別の自責点とホームランの被弾数は、
  6試合目(6回):5点・・・ホームラン2本被弾
  7試合目(5回):4点・・・   〃  ?
  8試合目(7回):3点・・・   〃  ?
  9試合目(6回):5点・・・   〃  3本

7・8試合目のホームラン数は忘れましたが、4試合連続の被弾となっているのは間違いありません。

今結果を踏まえてスィーパーの配給を減らした結果、10~11試合は防御率が「1.5」まで改善したが残念ながら勝利には繋がらず。

ところが今回、昨年3勝1敗と得意にしていたアストロズ戦で初回からスィーパーを多投し、またしてもホームランを打たれ敗戦となったのは、頭の良い大谷としては何か伺い知れない配球ミスの原因があるようにも思える。

ホームランを打たれている原因

ホームランを打たれている原因は、今季から配球が約40%と圧倒的に多くなったスライダー(スイーパー含む)が、高さ及びコースが甘なってきたということです。

スライダー(スイーパー)が甘く入り良く打たれている

防御率が良かった5試合は、約40cmぐらい曲がるスイーパーに打者が戸惑い大きな武器となっていました。
  ※WBCの決勝戦で同僚のトラウトに投げて三振を奪い優勝を決めたボール、
   覚えているでしょう。

ところが最近は、スイーパーの曲がりが悪くなり、従来の曲がりの少ないスライダーになり、しかも高さ・コースが甘くなりホームランを打たれるのが多くなったのです。

まあ、これだけ多投するスライダーを狙ってくるのは当たり前で、甘ければ打たれます。

スライダーはスピードが遅く威力がないのでコースが悪くなると良く飛ぶのですよ。

落ちるボールが少なくなったら打たれる

大谷投手の武器は、昨年までは落ちるボールであるスプリット(フォークボール)だったはずですが、今期は何故か殆ど投げていません。

これはエンゼルスの捕手が昨年バッテリーを組まなかった選手が多くフォークボールの捕球に不安を感じ投げないのか、それとも別の理由があるのか?

いずれにしてもMLBは落ちるボール(フォークボール、シンカー、カーブ、チェンジアップなど)を得意球にしていないと良い成績はだせません。

大谷は普通の投手になってしまった?

これだけスライダーを多投して4試合連続でホームランを打たれ、また今回も打たれた大谷投手、ミスを繰り返すのは並みの投手か?

本来ゴルフも同じですが、ラウンドでどのようなショットをするか計画(Plan)し、実際に計画を実行(Do)し、スコアを悪くした原因を評価(Check)し、改善策を作り(Action)行動すれば上達が出来るのです。

つまり会社の仕事も同じですが、常にPDCAを回せる人が高いレベルに到達出来ると言われる所以です。

残念ながら大谷投手は、今これが出来ていないようですが、疲れか、新たに導入されたピッチロックのせいか分かりませんが早く巻き返しを期待したいですね。

大谷選手の試合後の記者会見から

お馴染みの試合後の記者会見で大谷は配球について反省の言葉があったので次回に期待したいと思います。

なおスプリットに付いては投げていると言っていましたが、昨年と比較して落ちる角度が非常に悪くなっているのは明らかであまり武器にはなっていません。

更には大谷自身が配球を決めているのでひょっとすると、配球を決める感覚が時間に追われ偏る傾向にあるのかもしれないです。

もしそうだとすれば、捕手からサインを出すように変えることも必要かもと思います。

いずれにしてもこのままでは勝てないことは明らか、思い切って配球を変えることだと思うのですが。

   

Visited 9 times, 1 visit(s) today
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする