高齢者の運転事故の原因で目立っているのが「ブレーキとアクセルの踏み間違い」ですが、このミスを引き起こす根本的な要因があるのではと思います。
しかし、テレビなどでは表面の踏み間違いが強調され、その切っ掛けになった出来事は放送されないので注意喚起にはなりません。
高齢者の運転事故の多くは「急ぎ過ぎない」で防げる
高齢になると俊敏さが衰えるのは周知の事実なので「急ぎ過ぎない」ことを徹底して守れば運転事故は殆ど防げると思うのです。
例えば、スピードを出し過ぎない、駐車場から出るときアクセルを踏み過ぎない、右折する時は急がず対向車を充分確認して行う、車間を詰め過ぎず充分開ける、信号のない十字路で曲がる場合も急がず左右をしっかり確認する等、とにかく急ぎ過ぎないようにすることが事故防止になります。
もう高齢ですから急ぐことはないでしょうし、もし時間の約束があるなら余裕をもって早目に出かければ良いのですからね。
ブレーキとアクセルの踏み間違いを引き起こす根本原因は?
さて、本題のブレーキとアクセルの踏み間違いの根本原因ですが、それは焦ってパニックになって踏み間違いを起こすのではないでしょうか。
テレビのニュースで報道される高齢者の運転事故で多いのは以下の数件ですが、原因の殆どはブレーキとアクセルの踏み間違いだそうです。
・スピードの出し過ぎで何人もの死傷者を出した
・駐車場から公道に出てる時に突っ込んだ
・店舗や病院で駐車しようとしたが突っ込んだ
・信号のある十字路で右折を急ぎ対向車と正面衝突した
これらの事故を起こした瞬間の現象は確かにブレーキとアクセルの踏み間違いですが、しかしこのミスを犯した直接の起因があり、突き詰めれば以下が考えられます。
本来、アクセルは優しく踏むのが基本であり、急速に踏み込むものではありません。
一旦、車に乗ったらまず駐車場から出ることが始まりであり、やさしくアクセルを踏んでゆっくり駐車場から出るのが基本です。
この基本を忘れなければ公道に出てもアクセルは急速に踏み込まず「優しく踏む」ことを徹底すれば、急速なスピードアップは起こらず焦ることもパニックに陥ることもありません。
何かと話題にされる高齢者の運転事故、子供たちや若い人たちを傷つけないためにもアクセルは「優しく踏む」ことを徹底し運転したいものです。
まとめ
高齢者の運転による事故がテレビで報道されるたびに、またかと思うのは私ばかりではないでしょう。
同じ高齢者として自ら戒めると共に、なぜ度々このような事故が発生するのかと思い日頃から心掛けていることを記載しました。
20代後半の免許取り立ての時にタクシーとの接触事故(物損のみ)以来、約50年間無事故の私が高齢になり絶対に起こしてはならないために日頃からの心得をまとめました。
以上が参考になれば幸いです。
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