ノーコントロール投手からの脱出!練習方法2選と結果に一喜一憂しない

MLB2年目の藤浪晋太郎投手が又してもノーコン病(制球難)になり、マイナーでも四球を連発している。

昨年、アスレチックス入団時は制球難に苦しみ7月にオリオールズに移籍、その後はコントロールも良くなって結構活躍したが、シーズンが変わったらまた元の木阿弥になって今やMLB投手で突出したノーコン投手である。

過去の失敗を反省し改善したこと(昨年)を直ぐに忘れる頭の悪い投手なのでしょうか?

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投手のノーコントロール(制球難)の原因は?

アマチュアながら投手歴30年の筆者はコントロールで苦しんだことは無く、練習時間がふんだんに有るプロの投手がストライクが取れないなんて信じられない出来事です。

160km/h近い球速の持ち主でストライクが入ればさほど打たれない藤波投手は、練習時間はふんだんに有りながらストライクが投げられない(真ん中にも投げられない)原因は主に以下が考えられます。

投球練習で投げる的を明確にせずアバウトにしている

ピッチング練習での課題は、投げ込みで肩を作る、ボールの種類(直球・カーブ・スプリットなどなど)の精度を上げていくなどありますが、もう一つコントロールを良くすることも重要な課題です。

コントロール、つまりコントロールが良くなければ何種類のボールを持っていても役にたちません。

従って、投球練習をアバウトでやっているとコントロールを磨くことはできません。

実践的な場面を想定して投球練習をしていない

実際の試合では、ランナーがいない時といる時、そして打者によってプレッシャーが全く違います。

従って、制球難で困っている投手は、ピッチング練習の時にいろいろな場面やカウントなども想定しながら投げないとコントロールは良くなりません。

投手の制球難を良くする技術的な練習法2選

コントロールを良くするための技術的な方法を二つ紹介します。

【練習法1】キャッチャーのミットから目を離さずそこに向けて投げる

筆者が実践してきた方法の一つは、「投球動作開始からはキャッチャーミットの真ん中に目を凝らして(投げ終わるまで目切りをしないで)そこにめがけて投げること」です。

例えば、弓で矢を射る&ピストルで標的を狙う射撃競技では、的から目を離しては的に当たりません。

投手もこれと同じ考えです。

これは練習でも試合でも同じであり、この方法を徹底すれば必ずコントロールは改善します。

ただ、プロの投手の中でも投球動作の中でキャッチャーミットを見てない選手もいるが、その投手は自分なりの投球術でストライクが取れているので問題ないです。

【練習法2】キャッチボール(肩慣らし)では2~3歩ステップして相手の胸の真ん中へ

もう一つは練習開始前に前に行うキャッチボール(肩慣らし)においても、漫然と投げず的を決めて投げる習慣を継続しましょう。

的は「胸の真ん中」、そして2~3歩ステップしながら投げるのがコントロールを良くする方法です。

なお、この方法は内野手の送球コントロールを良くすることにも繋がるんですよ。

投手の制球難を良くする実践的な想定

試合前の肩慣らしの投球は別にして、ピッチング練習では両サイドのコース、高低、真ん中などに投げ込む練習をしますが、次の想定をしながら投げることも必須です。

・強いプレッシャーがかかるランナーがいる場面(満塁など)の想定
・ノースリー、ワンスリー、ツースリーの場面を想定し、次は絶対にストライクを投げる

このように、自分を追い込む場面を想定しながら緊張感を持って練習すればコントロールも良くなっていきます。

この他にも投球フォームの問題もあるかもしれないが、それよりも上記の2点をコントロールを良くするのに効果的と思います。

コントロールが良い投手でも100%ストライクを投げるわけではなくボール球は付きもの、しかしボールツーやボールスリーになってもストライクを投げられるコントロールの持ち主が一流の投手である。

そのためには投球練習に実践的な想定をして真剣にストライクを投げる練習をしなければならない。

ある意味、投手は高校では通用しても、レベルの高いプロでは学んで改善できない投手は通用しないのです。

参考⇒大谷翔平もコントロールが悪い時期があった

実は大谷投手もコントロールが悪い時期があり四球を連発し2~3回でノックアウトされたことがありました。

しかし、大谷投手は短期で投げるフォームを改善(テークバックで肘を伸ばさない方法に)して一昨年15勝、昨年10勝を上げています。

この投げ方はダルビッシュ投手とほぼ同じ感じの方法なのです。

他の優秀な投手に学ぶことも大事、最近では甲子園に出てくる投手も似た投げ方をするようになりましたね。

日米で通算200勝を挙げたダルビッシュ有も勉強・練習を繰り返す

素質に恵まれ160キロ近い速球を投げストライクが入れば打たれない藤波投手、四球で崩れていくのは残念でなりません。

2023年WBCに出場したダルビッシュ投手は、決勝戦で大谷投手が優勝を決める球として選びトラウト選手を三振に切って落としたスイーパーを見て、どのように投げるのと聞いていたのは有名な話です。

このように後輩の大谷投手からも謙虚に教えを願う、貪欲すぎると思ふほどの勉強力、そして練習で自分のモノにする行動力が200勝という大記録を作ったのです。

ちなみにダルビッシュ投手は、200勝を決めた試合でもスイーパーを結構投げており、その威力は大谷投手を上回っていると筆者は見ています。

つまり教わったことをモノにして、更に改良してより威力のあるスイーパーを作り上げたのです。

そして、200勝のインタビューで今後として「MLBのレベルが上がってきているので勉強して練習していきたい」と言っていました。

つまり勉強して練習して自分のモノにして、試合で使う、更に改良するの繰り返しなんです。

藤浪投手は、この基本的なことを疎かにしていると思えてなりません。

ダルビッシュなどに教わればいいのですがね。

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