大谷選手は右腕の靭帯を損傷した直前にホームラン44本目(8/23)を打ったが、それ以後はホームランが出ていない。
これは直近のバットスイングに2つの変化が認められホームランが出にくいのではないかと推察する。
今シーズンの大谷のホームランが出なかった最大試合数
大谷選手の今シーズンのホームラン実績からホームランが出なかった試合数の最大は8試合、2番目は7試合です。
最 大:8試合(8/4~8/12)・・・現地時間の日にちです
2番目:7試合(5/3~5/9)、
これらから今回の7試合はこれまでも有ったことで心配ないように思われますが、問題は右腕の靭帯損傷を起こした次の試合から始まっており、スイングに変化が起こっているのでとても心配です。
目 次
大谷選手のスイングの変化とは
大谷選手のスイングの特徴は、スイングスピードが速いのはもちろんですが、その特徴は「両手を離さずフォロースイングが大きい」ことです。
大谷選手の44号ホームランのスイング
8月23日の靭帯を損傷する直前に44号ホームランを打ちましたが、この時のスイングは両手を放さずフォロースローも従来どおり大きくヘッドが充分回転していました。
大谷選手の右腕靭帯損傷後のスイング
靭帯損傷後の7試合はホームランが出ず大谷選手のスイングは以下のように2つの変化がありました。
【変化1】
従来のスイングは両手は殆ど離さずに打っていましたが、スイング途中で左手を離し右手1本で振りぬくことが多くなった。
【変化2】
両手を離さないスイングもあるが、フォロースローが小さくなっている
以上の2つの変化があっても打率は0.346、2塁打3本、3塁打1本と凄く良いのですが、ホームランは出ないのです。
大谷選手はシリーズ終盤にホームランが出なくなる傾向にある
大谷選手が二刀流で大活躍したのは、2021年・2022年・2023年の直近3年間と言えると思います。
そのホームラン数は以下の通りですが、活躍すればするほど疲労のためか9月終盤に失速することが判っています。
それとポストシーズン進出のためのワイルドカード争いが過激になり、特に大谷への申告敬遠が多くなることで打撃のリズムが狂うことです。
【2021年:46本】
9月に入った時点でホームラン数は1位だったが、2回の不振(10試合0本、9試合:0本)があってホームラン王は逆転された。
【2021年:34本】
9月11日に34号のホームランを打ってから残り22試合でホームランは0本の大不振となった。
以上のように間違いなく疲労だと思うが、9月は昨年、一昨年と2年連続でホームランが出にくい月にであり、大谷選手にとっては悔しい経験をしてきた終盤である。
【2023年:44本(8月末時点)】
そして今年は8月末時点でホームランは44本、2位のロベルト(ホワイトソックス)に9本差を付けている。
しかしながらロベルトは着実に本数を増やしており、大谷は8月23日のダブルヘッダー2試合目から8月末(この間7試合)ホームランは出ていない。
大谷選手の申告敬遠
大谷選手の申告敬遠は両リーグでも1位と多く、単に勝つためだけではなく、タイトルを取らせたくないとの意思も働いていると私は勘ぐるのです。
【申告敬遠数(8/末時点):アーリーグ】
大 谷 :19回・・・なお9/3までは21回
ロベルト:5回・・・アーリーグホームラン2位
もはや異常としか思えないし、ちなみにナーリーグの1位は9回です。
残りは28試合、よもやもうホームランは出ないと思いたくないが、上記のスイングの変化及び9月はホームランが出にくい月である過去2年の実績から全くあり得ないことでもあり心配です。
二度あることは三度あるのか果たして?
打撃が好転する利点もある
上記でシリーズ終盤のマイナス面を記載したが、前記2年より今シーズンは打撃を好転させる面もある。
それはもう靭帯損傷により登板は無いので体力面での負担が軽減されることである。
昨年・一昨年共に二刀流で試合に出続けていたが、今年はもう打撃のみなので疲労度は相当軽減されると思う。
これが今年は期待できる利点でありホームラン王の獲得に繋がればと思う。
大谷のホームラン王の可能性について
9月1日時点で2位との差9本は非常に大きく、残り28試合で4~5本打てばほぼ100%大谷がホームラン王でしょう。
しかし、あり得ないと思うけどもし1本も打てなければ9本差は逆転可能な本数である。
右腕靭帯損傷が打撃には影響ないとニュース等で言われていますが、本当のところは大谷本人しかわからない。
一昨年、悔しい思いをした大谷に今年こそはホームラン王を取らしたい、頑張れ大谷!
大谷選手の直近のホームランと2位の日々の動向を以下にまとめています。