股間・鼠径部の湿疹を治す-セカンドオピニオン治療の効果は?

股間周辺(鼠径部・陰部周辺)の湿疹を治すため治療を受け(ほぼ10ヶ月)ていたが治らないので、その病院は諦めセカンドピニオンを受けました。

セカンドピニオンの病院を選ぶに当たっては、前病院の轍を踏まないよう湿疹の原因を科学的に究明できることを条件に選びました。

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セカンドピニオンの皮膚科の診察経緯

診察前に股間湿疹の原因究明のお願いと完治させたい旨の話しをしました。

セカンドピニオンの診察1~2回目の内容は以下をご覧下さい。

 ご参考⇒股湿疹の原因を究明する-治りそうにはなるが治せない真相は?

セカンドピニオン2ヶ月治療の状況-病名は「脂漏性皮膚炎」

最初の診察で湿疹を治せなかった前病院とは異なり、顕微鏡で細菌の有無を検査、細菌はいないことを確認しました。

そして、2回目の診察で「脂漏性皮膚炎」と診断し薬が処方されました。

脂漏性皮膚炎の処方薬と使い方

「脂漏性皮膚炎」と診断され処方された薬はステロイドと真菌薬の塗り薬です。

【1.リンデロンDP軟膏(皮膚外用合成副腎皮膚ホルモン剤)←ステロイド】
この薬は症状がひどい時に塗るように言われ、朝夕の2回塗布します。

【2.ケトコナゾールクリームニゾラールクリーム2%(真菌剤:脂漏性皮膚炎、白癬症&カンジダ症)】
これは症状が和らいだ時に塗るようにとのことで朝夕の2回塗布します。

私はこの2つの薬を使い分けていますが、最初の1週間はリンデロンDP軟膏を使い、それで症状が和らいだのでケトコナゾールクリームニゾラールクリームに切り替えました。

治療1ヶ月の股間周辺の湿疹状況

10ヶ月の治療で治らなかった前病院との比較をしながら状況を記載します。

【前病院での湿疹の状態】
薬はほぼ3週間ぐらいは効果があり湿疹は改善していくのですが、その後は赤い湿疹が1~2日で一気に増えて元の状態に戻ってしまい、また改善はしていくのですが元に戻るというように10ヶ月繰り返しました。

【セカンドピニオンでの湿疹の状態】
薬はステロイド系を1週間塗ったら湿疹は改善したので、その後はケトコナゾールクリームを塗っています。

湿疹は全体的には良好ですが、部分的に赤い湿疹が出てくるのでステロイドを塗布するようにしています。

まだ1ヶ月ですが、前病院とは比較にならないほど良い状態が続いていますが、部分的に赤い湿疹が再発するので完治には時間がかかる感じがします。

治療2ヶ月の股間周辺の湿疹状況

セカンドピニオン治療も2ヶ月が経過、前皮膚科のような全体的な再発は一度も起こらず、私も大変喜んでいます。

ただ、ときどき部分的な発疹は出てくるので、ステロイド塗布は続けています。

医師も部分的な発疹は簡単には治らず、根気よく治していくしかないと言っているので、焦らず治していこうと思っています。

これまでの2ヶ月の治療の結果、現時点の湿疹は面積で95%は治った状態です。

残り5%、果たして完治はするのでしょうか?

治療3ヶ月の股間周辺の湿疹状況

セカンドピニオの治療を開始して3ヶ月経過、「脂漏性皮膚炎」の診断が的中し湿疹はほぼ99%消滅しました。

3ヶ月目に入った時に胃腸炎を患い、お風呂を3日間入らず薬を塗らなかったのですが、それでも悪化せず良い状態が続いているので、随分良くなったのではと思っています。

脂漏性皮膚炎は調べてみると再発しやすいと言う医師も多いので、湿疹が99%消滅したとはいえ油断は出来ず、薬はしばらく塗り続けることにします。

なお、脂漏性皮膚炎における基本的な治療は、かゆみや炎症をステロイドの塗り薬で鎮め、その後にケトコナゾール(抗真菌作用のある塗り薬)を塗って皮膚を正常な状態に近づけるとのこと。

セカンドピニオンのB皮膚科院は、正に基本を踏襲した治療で治ったのです。

最初の皮膚科医が脂漏性皮膚炎に気づかなった不思議

一方、最初に治療を受けた皮膚科医では、10ヶ月同じ薬を処方して治らず、少し良くなっては戻るという繰り返し、何でこんなにも違うのか不思議で仕方ありません。

ここの医師は白癬菌やカビに拘わり、脂漏性皮膚炎に思いがいかなかったようです。

これも物理的な検査をしていないことが起因しているかもと思います。

いずれにしても今でも明確な検査をしないで、湿疹の見栄えだけで治療をする皮膚科医もいるのには驚きで、お金と時間を浪費してしまいました。

セカンドピニオンで良くなった事例

セカンドピニオンは、今かかっている病院に気兼ねしてなかなか進めないものですが、医師のレベルの差や治療方針の違いは結構あるものです。

それにより時には、患者の病状悪化や新たな病気発生の要因にもなり、セカンドピニオンはそれを防ぐ可能性を秘めているので、勇気を持って病院を変えることも必要です。

膀胱炎で尿道カテーテル恒久留置診断と抜去

私の家内が膀胱炎になった時の事例です。

H病院泌尿器科医の診断
尿道カテーテルは恒久留置になると申し渡され、留置したままで治療を終了。

セカンドピニオン→J病院泌尿器科医の診断
尿道カテーテルの長期留置は膀胱炎再発の要因になるので避けるべきと言って、抜去テストを行い問題ないので除去しました。

これにより家内は日常生活が大変楽になり、問題もなく喜んでいます。

胆嚢摘出後の後遺症に消化器系薬の多数処方と薬の削減

家内が胆嚢摘出手術をした後に転院したA病院で病状が悪化した事例です。

A病院での治療
胆嚢摘出手術をしてほぼ20日後に嘔吐・下痢が出て、A病院では消化器系の薬を処方、その後も症状が改善しないので更に薬を処方して全部で5種類投薬した。

しかし、1ヶ月と10日経過しても症状は改善せず、悪化して家内は衰弱しきっていた。

この間、胃カメラと大腸内視鏡の検査も実施したが特に異常は無く、病状悪化の原因を特定できなかった

そこでセカンドピニオンを決意して、H病院の診察を受けることにした。

セカンドピニオン→H病院は消化器系の薬を減らして全快した
H病院でも胃カメラと大腸内視鏡検査を実施したが特に異常は無く、結果的には消化器系の薬の副作用ということで、A病院が処方した5種類の薬を4つ減らして1個にした結果、家内の症状はみるみる回復して3週間で全快しました。

このように医師は治療法を間違えることもあるので、早めにセカンドピニオンに移行することも重要なのです。

私たち家族は、これまでセカンドピニオンを2回受けて助けてもらいましたので、その必要性・重要性を感じています。

まとめ

近くの皮膚科院で股間周辺の湿疹治療を10ヶ月続けたが治らないので、セカンドピニオンに踏み切りました。

セカンドピニオンの皮膚科医は「脂漏性皮膚炎」と診断し、3ヶ月の塗り薬で湿疹の面積はほぼ99%改善しました。

たったの3ヶ月で湿疹が99%消滅しその状態が続いているので、セカンドピニオンに切り替えたのは大変良かったと思っています。

どんな病気でも治療に疑問があったり、長期間治療を受けても治らない場合は思い切ってセカンドピニオンを受けるべきだと思います。

本音を言えば、半年ぐらいで前の皮膚科は見切りをつけるべきだったと思っています。

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