股間や脇の下の湿疹がなかなか治らず、お困りではありませんか?
そのような状態が長く続く場合は、薬や治療法が適切ではないのかもしれませんね。
しかし、皮膚科医の治療を受けてなかなか治らない場合、医者への遠慮などがあって薬や治療法が適切でないとは思えず、ずるずると治らない状態が続くこともあります。
実は、これは私にも当てはまり、私は股や脇の下の湿疹が数年間治らず苦しんでいましたが、思い切ってセカンドピニオンを受けたところ、別の薬で短期間で殆ど治ったのです。
振り返ってみれば、これだけ治療が長引いた原因は、一つの湿疹原因に拘わり他の湿疹原因に目を向けなっかったせいだと思います。
股間や脇の下の湿疹の原因は幾つかある
湿疹が出来る原因は一つではなく幾つかありますので、治すためにはその原因を特定し適正な薬を使うことがポイントとなります。
股や脇の湿疹の種類と原因
股や脇の湿疹は大きく分けて外からの細菌感染と体の内部から出る分泌液(汗など)により発症します。
カビの仲間の真菌による感染湿疹
一般的に多いのが足にできた水虫(白癬菌)が、手などを通じて体上部に付着して感染湿疹となるケースです。
白癬菌は顕微鏡検査で判定できるので、抗真菌薬の塗り薬で除菌でき2~3ヶ月で治すことができます。
但し、白癬菌を除菌しても湿疹が繰り返される時は、別の原因に目を向けての治療が必要になります。
脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)
皮脂の分泌が多い股、脇の下、頭などに出やすい湿疹で、紅斑、鱗屑(りんせつ)、かゆみなどの症状が出ます。
治療法としては、ひどい部分にリンデロンDP軟膏(皮膚外用合成副腎皮膚ホルモン剤)を塗って、症状が改善すればニゾラールクリーム2%(真菌剤:脂漏性皮膚炎、白癬症&カンジダ症)に切り替える方法があります。
上記の治療法で湿疹は比較的早く消滅することがありますが、時々赤い斑点やかゆみが出てくることもありますので、根気よく治療を続けることが必要となります。
股間や脇の下の湿疹がひどく治らない理由
股間や脇の下の湿疹がひどく赤い斑点、かゆみが数ヶ月も続く場合は、湿疹の原因が「真菌+皮脂」である可能性が高いのです。
しかし、皮膚科医によっては未だにカビの仲間の真菌治療に拘わり、皮脂には目を向けない医師もいます。(私が治療を受けた医師がそうでした)
もし、湿疹の原因が「真菌+皮脂」であったなら両方の治療が必要になりますが、真菌に拘り皮脂には目を向けなければ、湿疹はいつまでも治らないことになります。
私が数年間も湿疹で苦しんだ原因は、私が無知であったことが大きのですが、脂漏性皮膚炎に目を向けなかった皮膚科医の拘りにも原因があると思っています。
もし、あなたの湿疹が治療をしても治らず長引いているなら、是非セカンドピニオンで別の治療を行うことをオススメします。
まとめ
湿疹がなかなか治らない場合は、薬や治療法が合っていないと思いましょう。
・湿疹の原因は一つとは限らず、二つの要因が重なって発症していることがある
・股間や脇の下の湿疹は「カビ感染湿疹+脂漏性皮膚炎」が重なっていることがある
・皮膚科医の中にはカビ(真菌)治療に拘る医師もいる
以上から股間や脇の下の湿疹がなかなか治らない場合は、思い切ってセカンドピニオンを受けましょう。