健康診断を受けない、そして病院に行かない弊害が、これほど恐ろしいとは思いもしなかった!
それはまさに私の家内に言えることで、糖尿病の合併症で足に壊疽を起し切断したこと、そのうえ糖尿病網膜症にもなって、目が殆ど見えなくなったことで、その恐ろしさを知ったのです。
これまで40数年連れ添っていますが、病気で病院に行ったことは無く、健康診断も受けない家内、どんな心理状態だったのでしょうか?
今回の糖尿病合併症は、健康診断を受けていれば防げた病気ですので、私も責任と後悔の念でいっぱいです。
健康診断を受けない 病院に行かない人は結構います!
健康診断を受けない、病院に行かない人は、何も家内に限ったことではなく数多くいることが分かっています。
そして、これらの人は本来なら予防できるはずの病気を発症する危険性が大となり、時には糖尿病合併症などの重篤な病気になってしまうことになります。
身近に遭遇した家内と同類の人たち
家内が緊急の手術(足切断)を受けるため入院してから2ヶ月が経ちましたが、この間で家内と同類の3人に遭遇しています。
ある人は60代の女性で無類の病院嫌い、病名は不明ですが歩くことが出来なくなってから慌てて病院に運ばれたようです。(隣り合わせの家族に聞きました)
また、腎臓が悪く(透析中)既に片足を切断した70代の女性もそうですし、家内と同じ足に壊疽を起こして痛みに耐え切れず病院に来た60才前半の女性も病院嫌いでした。
このように近辺にもこのような人たちがいますから、全国的には相当の数の人がいると予想されます。
予防できる病気と予防できない病気
健康診断をやったからといって全ての病気を予防できるとは思いませんが、それでも多くの重篤な病気を予防できます。
例えば家内がかかった糖尿病は、血糖値などで予防のシグナルが発進されますし、大腸ガンなども血便や大腸ポリープなどの存在でシグナルが出ます。
その他、コレステロール、血圧、各臓器の測定値などから予防、病院診察などのシグナルがでますから、重症にならない前に予防することができます。
ただ、健康診断だけでは予防できない重篤な病気もありますから、それは運命だと思うしかないと思います。
しかし、多くの病気は健康診断により防げたり、初期の発見により軽微な内に治療が出来るので、重症にはならず治すことが出来ます。
これは本人はもとより家族にとっても幸いであり、お金の面でも大きなメリットがあります。
どのように説得して病院(健康診断)に行かせるか
家内に病院にも健康診断にも行かせられず糖尿病を防げなかった私が、何を言っても説得力はありませんが、多くの同類者がいて重症の病気になりかねない人がいるのは間違いなく、これらの人の対策は疎かにしてはならないと思っています。
それは本人・家族にとって不幸なことであり、また多くのお金がかかり、健康保険の財務を悪化させることにもなり、保険料の値上げにも繋がります。
もちろん、健康保険組合(市町村も含む)も手をこまねいているわけではありませんが、イマイチ説得力が無いので、もっと突っ込んだ取り組みが必要だと思います。
例えば、必要な定期健康診断をある期間受けていない人に対して、説得力のある説明やペナルティなどの工夫が必要だと思います。
まとめ
病院嫌いの家内に有効な説得が出来ず、病院に行くのが遅れて糖尿病合併症になってしまったことに後悔しています。
そして、家内と同じ病院嫌いは数多くいて、同じように重症の病気を発症している人にも遭遇しました。
それゆえ、この記事は、家内のようにならないよう本人・家族に行動してもらいたいたいとの思いで発信しています。
また、健康保険組合なども、これらの健康診断・病院嫌いに対してより工夫したPR活動によって、事前予防に繋がるよう行動してもらいたいとの思いがいっぱいです。