腎臓病に悪い食べ物や有害物質は?減らしたい無機リン、インドール、AGE

腎臓によくない食べ物や有害物質を減らすことは、腎機能の低下を止め人工透析を回避する有効な手段です。

クレアチニン上昇の原因となる食べ物は加工食品の添加物に含まれる無機リン、有害物質は大腸の悪玉菌が生成するインドール、高温加熱でタンパク質と糖が強い毒性物質に変化するAGE(終末糖化産物)です。

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無機リンの過剰摂取が腎臓と血管を痛めつける

リンには有機リンと無機リンがあり、有機リンは自然食品(動物食品、植物食品)に含まれ、無機リンは食品添加物として殆どの加工食品に含まれています。

有機リンは体への吸収力が20~60%と低いですが、これで人体に必要なリンは充分摂れますけど、無機リンはほぼ100%なのでこちらが過剰摂取に繋がるのです。

リンの摂り過ぎは血中のリン濃度を高め腎臓機能の低下を進めると同時に、骨から出てくるカルシュウムと結合して血管石灰化(動脈硬化)に繋がることが報告されています。

無機リンは殆どの加工食品の添加物として多用されていますが、表示義務が無いので私達には解かりずらい物質です。

従って、加工食品や添加物使用の食材は出来れば少なくして、過剰摂取を防止をすることが腎臓や血管を守ることになるのです。

無機リンを多く含む加工食品

今、スーパーなどで売られている加工食品(加工肉、練り物、弁当類、麺類、お惣菜などなど)の殆どに、無機リンが多く含まれていますし、味付けをする醤油、ドレッシング、焼き肉のタレなども含まれています。

便利で美味しい加工食品は溢れるばかり売られていますが、密かに腎臓や血管を痛めていることは殆ど知られておらず、腎臓病や動脈硬化を医師から知らされ始めてその恐ろしさを知るのが一般的です。

無機リンが潜んでいる添加物

日本は世界一の添加物王国といわれるほど食品に使われており、添加物には無機リンが隠れています。

無機リンを含むのは、調味料、酸味料、乳化剤、PH調整剤、膨張剤、イーストフードなどです。

醤油や清涼飲料水のコーラーやポカリスエットにも使われているのは大変な驚きで、醤油はソース(無機リン含まれず)に変え、清涼飲料水も良くチェックしなければと思いました。

添加物は、容器に貼ってあるラベルの記載文「原料名・・・/の後が添加物・・・」なので確認する癖を付けましょう。

これら添加物は認可され安全といわれていますが、何種類の加工食品を食べれば安全かどうかの検証は困難です。

しかし、年々増加する腎臓病や血管石灰化(動脈硬化)患者がいるのは事実、安全に疑問を持つべきでしょう。

従って、加工食品や添加物使用食品に頼り過ぎている人は、それらを減らすことが健康維持に繋がるのです。

腎臓に有害なインドール、AGE(終末糖化産物)

クレアチニンやeGFRが基準値から外れ腎臓の専門医(開業医、総合病院の医師)の治療を受けたとしても、食事指導でインドールやAGEについて話す医師はまずいません。

なぜなんでしょうか、疑問ですよね。

インドール

インドールは大腸の悪玉菌によって作られ腸管から吸収され腎臓に蓄積すると慢性腎不全になります。

従って、インドールを減らす、腸管より吸収させないことが腎機能の低下を防ぐことになります。

対策は善玉菌を増やす便秘対策、生成されたインドールを吸収させず吸着して糞便と一緒に体外に排出することが必要となります。

AGE(終末糖化産物)

電子レンジなどで高温で加熱された食材は、終末糖化物質(AEG)がたくさん作られることが分かっています。

これにより血糖値が高くなると腎臓の細い血管を傷つけ、腎機能を低下させます。

従って、冷凍食品の加熱解凍、買ってきた揚げ物の温めなおしなどは、腎臓病には大敵なのでできるだけ電子レンジを使わず調理するのがAGE対策となります。

冷凍肉を使う場合、必要な量を早めに自然解凍して煮る方法も効果的ですよ。

なるべく原材料そのものを煮る、茹でる、蒸すの料理法に変えていくことが腎臓を守ることに繋がります。

まとめ

腎臓病の食事指導で殆ど話されない加工食品や添加物に含まれる無機リン、インドール、AGE(終末糖化産物)について記載しました。

特にインドールやAGEについては、一般的には殆ど知られていないこと、電子レンジ加熱が腎臓に有害などつい最近まで知りませんでした。

何気なく毎日使っていた電子レンジが腎臓の大敵なんて!

一気には変えられない食材の調理法ですが、今のうちに変えていくべきと痛感しています。

【関連記事】
食材を選び無機リン、インドール、AGEを減らすことは、腎臓機能低下を防ぐ有効な手段ですが、もう一方、有害物を吸着して便と一緒に排出するのも効果的です。

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