ゴルフも野球も「体・技・心」-まずはフィジカル強化その上で技術を!

かってスポーツは「心・技・体」と云われ今も信じられている方もいると思います。

しかし、これに対してゴルフの青木功氏が「体・技・心」を提唱したのが2010年(日本経済新聞:私の履歴書)、これが日本の一部のスポーツ人に浸透し、今では世界に通用するトップ選手の必須条件になっています。

つまり世界のトップクラスと戦うレベルになるには、そのスポーツに適した体を作り、その上で技術やメンタルを鍛えることだというのです。

逆にいえば、フィジカルの高い選手との戦いにおいて「技術」だけでは対抗できず、自らもフィジカルを高めてこそ対等に戦えるということなのです。

これは大リーグで活躍するダルビッシュ投手の言葉でもあり、今年のマスターズで優勝した松山英樹、大リーグで二刀流を実践し大活躍の大谷翔平のトレーニングに取り入れられています。

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フィジカル強化とは!

スポーツ人のフィジカル強化とは、自分が行うスポーツで使う筋肉を鍛えることであり、主な基本は概ね次の2つです。

・そのスポーツで使う筋肉を強化する

・関節の可動領域を広げ柔軟な体を作る

例えば、松山英樹選手は立った状態から両足を前後に広げていき、地面にお尻をつけられるほど柔軟性があります。

また、大谷翔平選手は立った状態で両手の甲を腰に当て、そのままで両肘が前方を向けられるほど関節が柔軟です。

 ※上記はNEWSポストセブン「松山英樹と大谷翔平 世界で成功できる肉体改造と
柔軟性の秘密」より

そして、2人共にアメリカに挑戦するようになってから体重が20kg以上増えたとのことで、フィジカル強化と合わせて体重増が伴っています。

このように世界で戦うためにはフィジカル強化は必須であり、これを怠り技術中心で戦った日本選手の殆どは志半ばでアメリカから撤退しています。

アマチュアゴルファーの多くはフィジカル強化をしない

私もそうでしたが一般的にゴルフを始める人は、打ちっぱなし練習中心でゴルフラウンドを行い、体を鍛える・フィジカル強化をする人は殆どいません。

そして、なかなか上達しないと愚痴を言ったり、珠には上達しないので辞めてしまう方もいます。

しかし、ゴルフもスポーツであり体力が無ければ飛距離も出ないし、ラウンドの後半になれば疲れて良いスコアも出ません。

ゴルフもまずは体力、その体力の上に良いスイングが生まれ、飛距離が伸びてゴルフがより易しくなり、好スコアに繋がっていくのです。

ちょっと脱線しますが、華奢な体で米国ツアーに挑戦した石川遼選手は、優勝は1度もなくシード権が取れず僅か3年ぐらいだったと思いますが撤退しました。

やはり世界で戦うには、体力が基本ベースにあることは間違いないと思います。

ゴルフもフィジカル強化した人の方が上達は早い

私たちアマチュアのゴルフは、遊び・趣味とも言えますが、されど上手くなりたいのは全員が望むことでしょう。

従って、打ちっぱなし練習と並行して体を鍛えれば、ゴルフ仲間よりより早く上達するのは間違いないと思います。

私事ですが、私はこのことに60歳になって気付き、筋力トレーニングを取り入れたら僅か1年でハイスコア「75」を達成することができました。

このようにフィジカル強化のスポーツへの効果は驚くほどのものがあります。

ただ、この当時私は「関節の可動領域を広げ柔軟な体を作る」ことは知らなかったので、従来からの硬い体のままで柔軟な体ではありませんでした。

フィジカル強化で期待できる効果

なぜ、スポーツをやる上で筋力・身体の強化が一番重要なのか、これは世界で戦える、日本で戦うトップレベルの人に必要なことで提唱されていることです。

しかし、遊びのゴルフやプロ野球でも普通の選手でよければ、これをやる必要はないとも思われます。

そのスポーツで使う筋肉を強化する

ゴルフや野球ではスイングスピードを上げるための筋力強化、そしてスイングをしても体がブレないように下半身の強化が中心になります。

スイングスピードが上がれば、ゴルフも野球も飛距離が伸びて良い成績に繋がります。

野球で言えばスイングスピードが上がれば、速くて強いボールにも振り負けないようになり、ヒットやホームラン数の増加になります。

関節の可動領域を広げ柔軟な体を作る

これはゴルフで言えば、肩の可動領域が広ければクラブヘッドの可動(軌道範囲)の大きさが広がり、より飛距離の増大に繋がります。

野球でも同様でバットを構えた時のヘッド位置から振り切った時のヘッドの位置が広がり、筋力強化と合間ってより一層飛距離の増大に繋がります。

つまり、筋力強化がされているからこそ、可動領域の広いスイングでもしっかりと強く振り切れるのです。

フィジカルが弱い日本人プレーヤーの事例

【日本シリーズで巨人がソフトバンクに4連敗】
巨人の生え抜きの選手は、胸板が薄く華奢な選手が多く、フィジカルトレーニングが欠如していると思います。

従って、ソフトバンク投手の速くて強いボールに打ち負けて連敗をしてきたのです。

これを反省してか昨年末から筋力強化のコーチを雇いましたが、若手中心に始めるとのことからチーム全体へのパワーアップは期待できず、今年もその結果が見られなと思います。

従って、おそらく今年もソフトバンクに勝てないと思います。

【石川遼、岩田寛らの米ツアー撤退】

賞金王になり日本NO.1になった石川遼、そして岩田寛選手も果敢に米ツアーに挑戦しましたが、一度の優勝もなくシード権を失い撤退しました。

この二人も胸板も薄く日本人としても華奢な体をしていますが、フィジカル強化に力を入れなかったのが最大の理由と思われます。

とにかくこの二人は外国人の飛距離に圧倒され、精神的に苦しんだと思われます。

また、幸いにも米ツアーで1勝した小平智選手ですが、フィジカルトレーニングは特にやっていない様子、華奢な体付きは変わらず今シーズンはシード落ちの危険が高まっています。

ゴルフの飛距離が伸びない、飛距離が落ちてきた中高年

アマチュアゴルファーの多くがフィジカルトレーニングを行っていないことは上記でも述べました。

私はそれが原因で飛距離が伸びないと悩む人を多く見かけていますし、中高年の飛距離低下が早くなってしまうことも見てきました。

それゆえ、これらの対策は「フィジカルトレーニング」が最適であり、これを実行すれば飛距離アップは確実に実現できるものと思います。

私事ですが、60歳で筋力トレーニングを導入した結果、ドライバーの飛距離250ヤード(従来:225ヤード)を達成、ほぼこれを73歳まで維持しできました。

やはりゴルフも野球もプレーしているレベル(アマチュア~世界レベル)は違えども、体を鍛えた上で行うことで格段の上達を得られることは間違いないと思われます。

フィジカルトレーニング法

スポーツで使う筋肉を強化し、なお且つ柔軟性を高めるフィジカルトレーニングは、これが絶対というものはなく種々の方法があるようです。

例えば、松山英樹が実践しているもの、大谷やダルビッシュが行っているもの、また野球のソフトバンクなども早くから取り入れているようですが、これらはそれぞれが工夫したもので同じものではありません。

そして私も独自で考えたものを実践し、けっこう成果を上げました。

プロ選手ならお金をたくさん持っているので専属のコーチを雇って実践するでしょうし、アマチュアでもスポーツジムの指導を受けたり、私のようにお金の無い者はネットを参考に独自で考え実践します。

そのスポーツで使う筋肉を強化する

ここでは私が実践し効果が有った方法を紹介しますが、これが絶対ということはありません。

ご紹介するのは私が作ったゴルフのブログです。

 ⇒ゴルフスイングを安定させる筋トレ|誰でも楽にできる手法を紹介

関節の可動領域を広げ柔軟な体を作る

これはスポーツをやる上でとても重要ですが、残念ながら私は積極的に取り組んだことがなく、硬い体で柔軟性は殆どありません。

従って、具体的に紹介する方法はありませんので、挑戦したい方はネットで調べるとかコーチなどを利用することをおすすめします。

まとめ

ゴルフも野球も今や強靭な筋力と柔軟な体が無ければ、世界のトップクラスで戦うことは出来ません。

その証拠に、これまで多くの日本人が世界最高峰のアメリカのツアー、大リーグに挑戦しましたが、成功したのはひと握りの強靭な体力の持ち主です。

見た目でも細身で身長の低い(外国人と比べ)選手の殆どは成功していません。

もはや技術のレベルが日本トップレベルでも、合わせて強靭な体力を持たないと通用しないのです。

従って、アメリカに挑戦する選手は、フィジカルトレーニングを取り入れるのは必須とも言えます。

一方、私たちアマチュアも遊びなら別ですが、早く上達してコンペでの優勝やゴルフ仲間に勝ちたいと思うならフィジカルトレーニングを取り入れましょう。

もちろん野球もですよ。

やった者勝ちであることは言うまでもありません。

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