今年も確定申告のシーズンになりましたが、そのやり方も徐々に簡単になってきており、高齢者にとっては有り難いことです。
私が実際に確認したものでは、「医療費控除」の関連書類、年金等の収入明細書、特別障害者の証明書などで手間が省けました。
確定申告の電子化で簡略化が進む中で、手書き法の簡略化が遅れていたのが、ようやく進み始めたようです。
目 次
確定申告のやり方が簡単になった項目
今回、私が確認した項目としては、医療費控除の領収書、年金収入の明細書、特別障害者の証明などの添付が不要になり手間が省けました。
医療費控除の明細書による領収書添付の省略化
従来の医療費控除のやり方
従来は、支払った医療費の領収書や還付を受けた書類を添付して控除を受けるシステムでした。
ここでの問題は、多量の領収書を添付する申告者の手間、税務署に多量の領収書が保管されることでした。
簡略化された医療費控除のやり方
申告者は、どの医療機関にどれだけ医療費を支払ったかの「医療費控除の明細書」を提出すれば、領収書や還付書類を添付しなくてもいいようになった。
これらの詳細は、このブログの以下にまとめてあります。
⇒確定申告の医療費控除の書き方を勉強中-明細書や申請できる費用は?
今回の医療費控除で我が家族の領収書は100枚を超えるので、この新しい方法は大変助かりました。
年金等の収入明細書の添付も不要となった
高齢者は国民年金、企業年金等の収入があり、確定申告ではこれらの収入明細書の添付が必要でしたが、令和元年の確定申告から年金収入の明細書の添付が不要になりました。
※確定申告を直接税務署に提出する場合は、見せるだけでOKですよ。
特別障害者控除の証明書の添付も不要となった
確定申告において本人及び扶養者が障害者の場合、障害者控除が受けられるが、市役所等の障害者証明の添付も不要になっています。
※確定申告を直接税務署に提出する場合は、障碍者手帳を見せればOKですよ。
まとめ
確定申告は、税金の過剰支払いの還付を受ける、未払の税金を適正に支払うために必要な重要な手続きです。
私の場合は、主に過剰に徴収された源泉徴収税の還付を受けるのが目的ですが、手書き法での提出なので結構手間がかかります。
その上、今回は初めて手続きをする医療費控除は、領収書が膨大であり添付するのは大変と思っていましたが、前記の「領収書の添付が不要になった」ことは大変有り難たかったです。
その他、年金収入明細や証明書なども添付不要となり、確定申告の改善が進んでいるのは嬉しいですね。
確定申告も少しづつ改善が進んでおり、作成の手間が省略されてきました。
確定申告書は2月7日に提出⇒還付金は2月19日に振込完了
私は自宅で確定申告書を完成し2月7日に税務署に提出しました。
完成して持って行ったので受付は2分もかからず終了、還付金の数万円は2月19日に振り込まれました。
今回の振込は、これまでで一番早かったように思います。
税務署も改革が進み、振込も早くなって感心しました。
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