ATMで詐欺防止のチェックを受けて送金に25分かかった!

ATMで賃貸料(約6万円)の送金するため全ての入力を完了したが、インターフォンで連絡を取るようメッセージが出た。

ここ数年はATM送金をしていなかったし、このようなケースは一度も無かったので驚いたが、出てきた「ご利用明細書」に、送金先のデーターも残高も記載されていないので、何かトラブルがあったと思い、インターホンを繋いでみた。

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銀行からの問い合わせの狙い

インターホンを繋いだら若い女性の声で、いま送金手続きをしたのは携帯電話を聞きながら行いましたかと聞かれたので、それは無いと答えた。

それでこれは振り込め詐欺を防止するためのチェックかなと思ったが、何故と聞いたら警察からの指導ですとのこと。

そして、いくつかの質問が出され、この送金は
・詐欺者に騙されて本人が送金しようとしたのか?
・不正に手に入れたカードを使って他人が送金しようとしたのか?
・本人が正当に送金しているのか?

見極めるための質問であることが解りました。

このことから、これまで入力した送金手続きは実行されないことになります

詐欺か?本人確認と過去の取引情報の開示

詐欺者に騙されて本人が送金しようとしたのか?

これは最初の質問「携帯電話を聞きながら行いましたか?」で、送金の理由を聞いて、高齢者がかかりやすい詐欺かどうかを見極める質問です。

ただ、この質問だけでは、防げることもあれば防げないケースも出るような気がする。

不正に手に入れたカードを使って悪人が送金しようとしたのか?

これは本人か悪人かを見極めるため幾つかの質問をしています。

本人確認のために聞かれた項目は、名前、生年月日(昭和・・・)、住所、電話番号等で、もし他人なら明確に答えられない項目もあるかもしれない。

本人が正当に送金しているのか→取引情報の開示

これは当該口座でどのような取り引きが行われたか述べよという質問で、詐欺やカードを盗んだ者には答えられないかもしれない。

取引とは何月何日にどのような入出金があったかのことであり、本人以外は知りにくく、他人であれば、貯金通帳を手に入れ、通帳の記載がされていなければ答えられないと思う。

なるほど、この質問なら不正送金者はギブアップするかもしれないね。

私の場合は本人なので、6月1日に年金がいくら入ったとか、電気や水道の引き落としなど回答できたので、本人確認が無事終わった。

送金手続きの中断解除と再送金入力

以上で本人確認が出来たので、送金手続きが出来るよう銀行側がシステムを繋ぐことになります。

送金手続きのシステム繋ぎ

これは本人確認が出来たので、送金手続きが出来るように銀行側が行う処理です。

これによって送金手続きが出来るようになったのですが、最初の送金手続きは無効になっており再度入力手続きが必要となります。

送金手続きの再送金入力

最初に行った送金入力は、振り込み詐欺等のチェックのため無効になっており、送金するためにはもう一度最初から入力をしなければいけないと聞き頭に来ました。

確かにこのチェックは振り込め詐欺防止や不正に手に入れたカードによる送金防止には有効だと思いましたが、1件の送金に25分もかかったのでは文句も言いたくなります。

大迷惑ですよね!

まとめ

高齢者を騙して不正な送金をさせる、カードを不正に手に入れ送金する等、嫌なことが多過ぎる世の中になってきました。

そのため対策が強化され、真面に生きている者が迷惑と時間がかかるようになったのが今回のケースです。

ただ、この対策は対処療法であって原因療法ではない。

本当に必要なのは悪人を減らすことだと思うのですが。

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