大谷翔平がマーリンズ戦で驚異的な3連続ホームランを打ち通算51本塁打、打点10で通算120打点でリーグ1位をキープし、本塁打は2位に13本差、打点も11点差を付けています。
残り試合は9試合なので本塁打王は確定、打点王もほぼ間違いなく2冠王が濃厚になってきました。
そしてこの日は盗塁も2回成功し通算51盗塁、MLBで唯一の「本塁打51ー盗塁51」を達成しました。
更にドジャーズも勝利し大谷選手にとっては初のポストシーズン出場も決めたお目出たい日になりました。
懸念された9月の成績も9試合を残し本塁打7本、打点22は自己新で打者専任で自身最高のシーズンとなりました。
以下9月の経過を記載します
目 次
大谷選手の9月のスタート4試合の成績は!ライバルは?
9月の4試合はDバックス2試合、エンジェルス2試合に出場したが、打率:0.188
本塁打:0、打点:1と散々な結果のスタートでした。
昨年は右肘の負傷と腰の張りで9月は3試合の出場のみで、既に44本のホームランを打ち
本塁打王を獲得、今年も既に44本塁打で2位のオズナ(ブレーブス)に7本の大差を付けています。
従って、このままホームラン0でも本塁打王の可能性は充分あるが、チームへの貢献を考えれば悪く言えば「不甲斐ない」とも言えます。
やはり打てないのは、選球眼が悪くボール球に手を出したりミート率が悪く三振も多いので、好球必打に徹することだと思います。
では、ライバルを含め9月直近の4試合のホームラン数を見てみましょう。
大谷翔平:0本・・・4試合連続0(大谷は8月最後の試合で44号を打ったが)
オズナ :0本・・・ 〃 (8月から14試合連続0)
ジャッジ:0本・・・ 〃 (8月から9試合連続0)
同リーグでありライバルのオズナは14試合連続で本塁打0、リーグは違うがジャッジも9試合本塁打が無いので3選手とも苦戦の9月になるのでしょうか?
何かポストシーズン出場がかかっている9月なので投手の攻めが厳しいのか、疲れなのか、プレッシャーなのか分かりませんが、どうなのでしょうかね。
でも、3選手とも打ちだしたら固め打ちも出来るのでまだ分かりませんね。
大谷選手にとっては初めてのポストシーズン出場になるので頑張らないとね。
過去3年間のホームン数・・・()内の数値はホームラン1本打つのに要した試合数
大谷選手の過去3年間のホームラン数で後半(8~10月)の調子を見てみたいと思います
2021年:4~7月:37本(2.8)、8~10月:9本(6.4)→ペースダウンでホームラン王逃す
2022年:4~7月:21本(5.0)、8~10月:13本(4.6)・・・投手で15勝 ホームランは大幅減少
2023年:4~7月:39本(2.7)、8~10月:5本(6.0)→アーリーグのホームラン王獲得
※8月末に右肘靭帯損傷、9月は4試合出場で以後は欠場→右腕手術
以上でもお解かりの通り二刀流を続けた過去3年間の8月以降は、成績が極端に落ちています。
8月以降に成績が落ちている推定原因
8月以降に成績が落ちる原因は幾つか考えられます。
・二刀流でフル回転してきた疲労が蓄積してシーズン終盤で疲労が出てきた
・7月でポストシーズン進出が不可能になり戦うモチベーションが下がった
・エンゼルス投手の不調、トラウト・レンドンの欠場で大谷選選手への負担増大
・申告敬遠が多くなりバットを振らない打撃が多くなった
以上が考えられますが、総じていえば「なおエ」と言われるほどの投手陣の総崩れ、トラウト及びレンドンの主力の打者の長い負傷欠場が大谷選手への期待が集まり、人一倍強い責任感から休めない日々となり、ポストシーズン出場不可も重なり疲労蓄積とモチベーションが下がった結果だと思います。
今季2024年のホームラン数は7月までナーリーグ1位
今シーズンは右肘を手術した翌年でリハビリシーズンであるが、打者専任で7月末での成績は打率:0.309(1位)、ホームラン:32本(1位)、打点:76(2位)であり三冠王を狙える大活躍です。
ではホームランを整理してみましょう。
2024年:4~7月:32本(3.4)、8~10月:?
ホームランのペースは2021年・2023年と比べるとやや落ちていますが好調ですよね。
これからいよいよ正念場である8月に突入、頑張って欲しいです。
打者専任という好条件はあるもののドジャースは今、投手崩壊の状態であり、主力打者であるベッツの欠場、一時的ではあるがフリーマンの子供看病不出場など、大谷選手への期待が増大して何かエンジェルス時代に似てきたように感じるのは筆者だけでしょうか?
つまり大谷選手を全力で抑えればドジャースの得点力が大幅に落ちるからです。
それが7月末の3試合ノーヒット(11打数)と嫌な感じがしています。
でも、私たちは大谷選手がリハビリ中であることを忘れてはいけない。
本来なら今年は試合に出ないのが当たり前であり、大谷の強靭な体力が打者専門で出場できるようになっていることを。
それでも何か調子の悪い点を見つけて指摘する人達はいます。
気になる8月の成績は?
まずは8月を無事乗り越えるかですが、初旬(10日)、中旬(10日)、下旬(11日)に分けて見ていきましょう。
初旬(8/1~10)は8試合に出場し打率が1割台に急低下
8月初旬はアスレチックス及びフィリーズとそれぞれ3試合、パイレッツと2試合の8試合行い、大谷選手の成績は、
打 率:0.182 7月までの3割キープが2割台に低下
ホームラン数:3本(2.7試合/本)でペースは良好です
打 点:7 8試合で7打点は素晴らしい(スリーラン・ツラーンホームラン有り)
結果としてホームラン数及び打点は良好ですが、8試合中で4試合無安打なので今シーズンで最も調子が悪いと言えます。
ホームランは出ているので目立ちませんが、過去の事例もあるので大変気になるところです。
果たして、8月中旬~下旬に巻き返しが出来るか、タイトル争いも拮抗しているので大事な時期になりました。
大谷選手にいったい何が起こっているのか不思議ですが頑張ってもらいたいですね。
中旬(8/11~20)は10試合に出場し打率が2割台にやや回復
8月中旬はパイレーツ1試合、ブリュワーズ4試合、カージナルス3試合、マリナーズ2試合の10試合に出場し成績は、
打 率:0.205
ホームラン数:4本(2.5試合/本)で素晴らしいペースです
打 点:5 打点は全てホームラン、ソロホームランが多いのは物足りない
下旬(8/21~31)は9試合に出場し打率が3割台に回復
8月下旬はマリナーズ1試合、レイズ3試合、オリオーズ3試合、Dバックス2試合の9試合に出場し成績は、
打 率:0.308
ホームラン数:5本(1.8試合/本)で最高のペースです
打 点:10 満塁サヨナラホームラン1本、ツーラン2本は言うことなし☆
いよいよシーズン最後、大谷選手は過去最悪の9月をラストスパートして地区優勝と打撃の2冠または3冠に輝くのか、ファンが固唾をのんで見守っている。
注目の9月の成績は
これまで二刀流をやりながら苦手になっていた9月、打者専任で果たして克服出来るでしょうか?
初旬(9/1~10)は9試合に出場し打率は低調でしたが
9月初旬はDバックス2試合、エンジェルス2試合、ガーディアンズ3試合、カブス2試合の9試合行い大谷選手の成績は、
打 率:0.250
ホームラン数:2本(4.5試合/本)でペースダウンです
打 点:3 ソロホームランと得点圏打率の低迷が原因でした
9月のスタートとしては懸念される成績でしたね。
中旬(9/11~19)は9試合に出場、19日の大爆発で「本塁打51-盗塁51」達成
9月中旬はカブス1試合、ブレーブス4試合、マリナーズ3試合の8試合に出場し成績は、
打 率:0.343
ホームラン数:5本(1.6試合/本)で9/19の3連続本塁打はビックリです
打 点:19 8試合で19打点ですから凄いに尽きる
これで本塁打51(2位に13本差)、打点120(2位に11点)ですから2冠王もカウントダウン、打者専任の凄さを見せ付けましたたね。
残り試合は9、どこまで記録を伸ばすのか楽しみですね。
そして、ポストシーズンの活躍のため弾みを付けたい残り9試合を頑張ってほしいですね。
大谷翔平 頑張れ!
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