一般のアマチュアゴルファーでドライバーが250ヤード以上飛べば、飛距離では相当高いレベルだと思います。
そして、これが70代半ばまで維持できれば、体が元気な証拠でもあり、ゴルフ仲間では羨望の飛距離となるでしょう。
そこで今回、ドライバーで220ヤード程度しか飛ばなかった73歳の男(身長172cm)が、わずか半年で250ヤード飛ばすようになった方法や生活習慣などについて、ご紹介したいと思います。
目 次
ゴルフで飛距離を伸ばす方法:250ヤード飛ばす条件
通常、ドライバーで250ヤードまで飛距離を伸ばすというと、一般のゴルファーの70~80%ぐらいの人は無理だと言いますが、体力が落ちてくる70代半ばでも、飛距離を伸ばすことが出来るのを知らない人が多過ぎるのです。
普通のトレーニングで、普通の練習で、高齢でも飛距離を伸ばす方法ですよ。
ドライバーで250ヤード飛ばすのに体格的な条件を付けるとしたら、身長:170cm前後で体が元気であることぐらいですね。
あそうだ、メチャ太っているとスイングがやりづらいので、難しいかもしれない、でも体重を落とせば可能になります。
バランスの良い食事等で体を元気にする
飛距離を伸ばす大事な条件は、体が元気であること。それにはまず食事が大事です。
バランスの良い食事
基本的には、炭水化物、たんぱく質、野菜、果物をバランスよく摂って、更に便秘をしないようにヨーグルト、納豆、味噌汁などで、腸内環境をよくすることで、健康な体作りを習慣化していきます。
ゴルフの後半で疲れない対策
これは体が元気であるかの一つの目安であり、1ラウンド疲れることもなければ元気である証拠、何もする必要はありません。
でも、もし後半に疲れが出るなら体力がない証拠、サプリメントで疲労回復力を高めます。
私がこれまで用いたのは、にんにく系のサプリメントや黒にんにくで、ラウンドに出かける前に摂ると1日元気でいられます。
筋トレを生活習慣に組み込む
これからご紹介する筋トレは73歳男がやっていることで、慣れてしまえば軽いトレーニングです。(懸垂だけは最初はキツイけど)
但し、筋トレはゴルフのためだけを目的にすると続けにくいので、あくまでも元気な体・健康な体を作るためを目的にして習慣化しましょう。
筋トレの種類は5つ、体の中心を鍛える腹筋運動、上体を鍛える懸垂と鉄アレイベンチプレス、下半身を鍛えるウォーキング、そしてゴルフスイングのための体全体の筋肉を鍛える素振りです。
腹筋運動(毎日)
腹筋が痛くなるような強い運動は行わず、お腹を引き締める程度の軽いものを200回ぐらい行います。朝の起床時にベッドでチョコチョコやるようにすれば、2~3分で出来るし忘れることもありません。
懸垂運動(週3~4日)
懸垂は飛距離を生む背筋を鍛える効果があり、短時間で効果的に筋力を付けます。鉄棒や滑り台の踊り場、物置など身近にある手頃なものを使い懸垂を行いますが、筋力が付いてくれば20回(10回X2セット又は7回X3セット)程度行います。
背筋力は飛距離を伸ばす大きな力になるので、何とか工夫してやっていただきたいと思います。
やり方は画像のように掴み、肘を曲げたまま懸垂を行うと肩などを痛めません。
鉄アレイベンチプレス(週3~4日)
これは胸筋を鍛える運動でバーベルを使っても良いのですが、思い付いたときチョコチョコと出来る4kg鉄アレイが便利です。
自宅で長居する部屋の隅にでも置いておけば、テレビを見ながらでもチョコっとやれます。20~25回行えばOKですが、1週間続けると筋肉が付きすぎるので、3~4日で充分です。
スクワット又はウォーキング(週3~4日)
毎日8000歩ぐらい歩いている人は必要ありませんが、普段あまり歩かない人は、スクワットやウォーキングで下半身を鍛えましょう。
ロングアイアンなどで素振り(週3~4日)
自宅の庭など素振りが出来る場所がある人は、ロングアイアン(5I~3I)で20~30回ぐらい行います。
なを、スイングは次に記載する「飛ばすスイングに改造」を意識しながら行います。
素振りはスイングに適した筋肉を強くするのに最も適した方法で、飛距離アップに欠かせない筋トレです。
もし、スイングをする場所がない場合は、自宅の部屋で素振りが出来る短尺アイアンを活用してはと思います。
ゴルフショップや楽天で自分に合った物を探して使うのも有効です。
飛ばすスイングに改造
拙速にならず、1年ぐらいかけて、250ヤード以上飛ばすスイングを作るつもりで改造していきましょう。
元気な体で筋トレを習慣化して、ゴルフのための体作りをしながら、しっかり振り切るスイングに改造しましょう。
飛ばすスイングにするため一番大事なことは、スイングアークが大きくなる理想のフィニッシュに近づくことで、これが出来れば半年ぐらいで驚く程の飛距離を得ることができるでしょう。
飛ばす理想のフィニッシュとは
これは世界ランキングのトップクラスである松山英樹選手をモデルにして、理想のフィニッシュを目指しスイングの改造をしてみましょう。
理想のフィニッシュを作るポイントとは?
松山英樹選手のフィニッシュの画像を見ながらポイントをまとめてみました。
・まずグリップに注目すると、左耳の後方やや上の位置にありますが、ここまで振り切る
のが飛ばす秘訣です。
・次に右肩に注目、肩がよく回転していますが、構えた時の顔の正面を通り越しています
ね、この回転が飛距離を伸ばします。
・次は体重移動が良くできている形で左膝に注目、膝がよく伸びてしっかり立っています
が、フィニッシュで体重が充分左足に移動した形です。
・最後は右膝の位置、左膝にくっつくような位置に来ていますね、そして右足の裏が上を
向いています。
この形がスイングアークを大きくして、高齢でも250ヤード飛ばせるスイングなのです。
テークバックをちょっと大きく
テークバックをちょっと大きくするのも飛距離を伸ばしますが、大きくし過ぎるのも問題なので要注意。
方法はテークバックの始動を胸の真ん中で行い、グリップが右耳と右肩の間に来るような感じにします。
たったのこれだけですが、肩がよく回り、身に付けば飛距離は伸びます。
まとめ
一般のゴルファーはスコアを気にするあまり、方向性重視の小さいスイングになっている人が如何に多いことでしょう。
確かにそれも一つのゴルフの楽しみ方ですが、小さいスイングを続けていると筋力の低下が早まり、飛距離の低下に拍車をかけます。
これが中高年の飛距離低下の最大の原因でもあるので、これからの長いゴルフ人生を考えた場合、もう一度飛距離アップに挑戦して、元気なゴルフを目指してほしいと筆者は思っています。
そして、元気な体で飛距離を伸ばしながら、ゴルフ全体に磨きをかけていけば、スコアも必ず良い結果が出るはずです。
これまで200ヤード前後しか飛ばなかった人が、250ヤード近く、いやそれ以上飛ぶようになったら、あなたのゴルフ仲間は唖然と羨望の声を発する、これってメチャ楽しいですよ。
頑張りましょう^^
この記事のあなたの飛距離アップを助けると思うので宜しかったご覧ください。
野球で投手をやっている人には、大谷翔平選手のサンドボールトレーニングが参考になりますよ。