車を廃車する時、どこの業者に依頼するかは自賠保険と重量税の還付を確実にしてくれることを前提に選ぶのも一つの方法です。
何故このような提言をするかというと、新たに車を買い今まで乗っていた車を廃車するケースでは、車を買うデーラーに廃車を頼むと、場合によっては自賠保険と重量税が戻らないことがあるからなのです。
廃車で税金が戻らないケースとは
これまで乗っていた車を買ったデーラー(A社と仮称)と新たに車を買うデーラー(B社と仮称)が異なる時、廃車をB社に頼むと自賠保険の情報が無く、手続きがやりづらくて保険が戻らないことがあります。
また重量税もデーラーによってはマイナンバーなどの個人情報の提供などを要求され、リスク面で問題が出ることがあります。
私は実際にこのケースに直面し、一度頼んだデーラーはキャンセルし、税金を戻してくれてマイナンバーも必要ないデーラーを選び直したことがあります。
新規購入車と廃車を購入したデーラーが異なると税金還付がスムーズではない?
私が今回買った車はホンダのデーラーで売られていた中古のNBOX、これまで乗っていたのはトヨタの車(10数年経過)で下取り価格はゼロ、これをホンダのデーラーに廃車を頼むのが便利なので依頼することにした。
ホンダのデーラーは心良く引き受けてくれたので何の問題もないと思っていたが、ホンダでは廃車の仕事はほとんどやっていなくて、担当者の好意で廃車を引き受けたとのこと。
しかし、その後に自賠が戻らない、重量税もマイナンバーが必要だとか、税金も戻らないなど私にとって一つも良いことがないことが分かってきたので、ホンダにはキャンセルを申し入れた。
廃車で税金が戻る確実な方法
そして急遽、新しい車は買わないが、廃車するトヨタの車を買ったデーラーに頼み込んだら自賠も重量税も戻してくれて、マイナンバーも必要ないとのことで廃車を引き受けてくれた。
そこで殆どメリットのない仕事を引き受けてくれたトヨタのデーラーに聞いてみたら、これまで10数年お世話になった(車検や6ヶ月点検などを依頼していた)お客に当然のことをしているとの答えでした。
なるほど、この態度やサービスがトヨタの車が売れる要素の一つでもあるんだと納得した。
自賠責保険と重量税の還付
2019年3月末ギリギリで廃車手続きを完了した結果、自賠責保険は5月に12,070円、重量税は6月に19,950円振り込まれました。
合計で3万2千円ですから有難かったです。トヨタのデーラーに感謝です。
まとめ
下取り価格がゼロの車(10数年乗車した古い車)を廃車する場合は、その車を買ったデーラーに廃車を依頼した方が、手続きがスムーズで自賠保険と重量税の還付が確実に受けられる。
廃車する車を買ったデーラーと異なるデーラーに依頼する場合は、自賠保険や重量税の還付手続きがやや複雑になり還付されない場合があるので、事前によく確認してから依頼した方がよい。
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